公立大学法人 都留文科大学

Think Globally, Act Locally

教員養成力

都留文科大学3つのキーワード

教員養成力
現場で輝ける教員の養成、続くサポート

教育フィールド研究

現場での体系的な学びで、その場に応じた判断力と対応力を身につける

学校現場ではさまざまな個性を持つ、多様な子どもたちが学んでいます。さらに一人の子どもが見せる顔もさまざま。生活のあらゆる場面でいろいろな姿を見ることになります。教員には教育の専門知識だけでなく、子どもたちの発達段階や感情を理解し、その場に応じた判断と対応ができる力が求められます。

都留文科大学のSAT(StudentAssistantTeacher)等、教育研究活動では、実際の教育現場において、学校・教室内のアシスタント活動だけでなく、学童保育など学校外での子どもの活動を支援し、1年次から体系的に学んでいきます。保護者や現場の先生方から直接お話を聞く機会も用意されています。

SAT等活動

1年次
教育フィールド研究I
(学校教育学科必修)
  • 学童保育で子どもの活動支援をします。
  • 指導教員と協働し補助的に活動します。
2年次
教育フィールド研究II
(学校教育学科選択)

特別なニーズを持つ子どもたちと接し、
一人ひとりの子どもの個性や多様性を体感します。

3年次
教育フィールド研究III
(学校教育学科必修、
国文・英文・地域社会学科選択)
  • 通年で授業中の学習支援の活動を行います。
  • 教育実習に関わるさまざまな学習と関連づけた学びになります。
4年次
教育フィールド研究IV
(学校教育学科選択必修、
国文・英文・地域社会学科選択必修)

教職必修科目である「教職実践演習」の一形態として、通年で放課後の学習支援活動を行います。子どもたちと直接関わる活動を行いつつ、教職に向けた4年間の学びを仕上げていきます。

理論と実践の往還で学ぶ

現場の生の声を聞き、教育観を問い直す

都留文科大学では「教職講座」として、小・中学校の先生方や保護者の皆さんと懇談する機会を設け、学習指導や生徒指導、子どもに対する理解などについて学びを深めています。現場の先生方との懇談では、先生方が子どもたちに寄せている真摯な想いや真の姿を知り、保護者の皆さんのお話を聞くことで保護者が抱えている学校や教員に対する思いを知ることができます。こうした機会は、学生たちが改めて自身の教育観を問い直し、教育を新たな視点から考えるきっかけとなっています。

現場の活動を大学に持ち帰って検討し、さらにその結果を現場で活かす

授業では「学校別検討会」として、学校現場における活動でそれぞれの学生が体験したことを持ち帰り、悩みや課題を共有します。お互いの活動を通しての悩みや課題を共有し話し合い、大学の指導員・教員による、経験に裏打ちされた指導・助言を受けることで、理論と結びつけながら解決の糸口を探究していきます。さらにこの授業での成果を現場での活動に活かし、省察を重ねることで、教員としての高い力を養っていきます。

不安や悩みを受けとめ、現場力を養成する
個別相談・教育カフェ・教職実践ゼミ

教職支援センターでは、「個別相談」「教育カフェ」「教職実践ゼミ」という3つの方向から教員を目指す学生の支援を行っています。「個別相談」では、学校現場での経験が豊かなセンター教員が常駐し、学生の多様な悩みに応えます。「教育カフェ」は、教員と学年を超えた学生たちが気軽に話すことのできる、いわば“しゃべり場”。学生たちの安心の場です。「教育実践ゼミ」では、教員を目指す4年生が、実際に教育現場で求められるさまざまなスキルについて学び合う場です。小学校教員、中高教員向けの2コースがあり、学生が自主的に参加し学んでいます。

卒業後も続く、現場で活躍する教員への支援
教職支援交流会・教職実践研究会

教員資格を取って学校現場に出ていくのは、ゴールではなくスタート。本学では、卒業後も引き続き、教員になった卒業生の支援を行っています。教職支援センターの教員が全国各地に赴き、卒業生を対象とした「教職支援交流会」を開催。実際に教員として活動して生じる悩みや不安を聞き、解消できるようアドバイスをします。また、同期や先輩とのつながりがつくれるよう、積極的に支援しています。さらに1年に一度母校に集い、大学教員や同窓生と共に教育実践について学び合う研究会、「都留文科大学教職実践研究会」を開催しています。