公立大学法人 都留文科大学

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大学紹介

学長挨拶

更新日:2023年4月1日 ページ番号:0000348

学長

菁莪育才

都留文科大学 学訓
「菁莪育才」

初代学長諸橋轍次が、学訓として選んだ言葉。『詩経』(儒教の教典の一)「小雅」に「菁菁者莪」と題する詩がある。その序文に、「菁菁者莪、楽育才也」(菁菁者莪は、才を育むを楽しむなり)とあるように、社会有為の人材を育成する楽しみを詠んだものと理解されている。「莪」は、和名「つのよもぎ」という植物、「菁菁」は青々と同じで、植物が勢い良く生い茂る様子を形容した言葉であり、「菁莪育才」の4字には、「つのよもぎが勢いよく成長するように学生が成長して欲しい」との願いがこめられている。

 

学長挨拶

 都留文科大学は、地域との連携、国際化、教員養成を教育の柱としています。

 地域と連携して学ぶことで学生は現場での実践的な経験を積み、卒業後にそれぞれの「地域」「現場」で活躍しています。グローバルな視野を持つことで、多文化への理解を深め、多様性のある社会に参画する力を養っています。開学以来の伝統である教員養成においても、地域との連携、きめ細やかなサポートに支えられながら、学生は自ら成長しています。

 2023年4月にはTsuru Humanities Center を開設し、DX(デジタルトランスフォーメーション)教育の推進、地域連携の一層の充実を図りました。2024年度には、学部・学科再編を行い、学生の選択の幅を広げた新たなカリキュラムと副専攻プログラムがスタートします。

 近年の、AIをはじめ様々なテクノロジーが驚異的なスピードで進展する現在、社会の変化に対応するためには、スキルの習得にとどまらず、幅広い教養と人間性を涵養することが求められます。小規模な公立大学ならではの、個々の学生の個性や目的に合わせた教育を通して、自らの人間性を磨き、未来のリーダーとして社会に貢献したい―そんな意欲を持つ皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

都留文科大学 学長
加藤 敦子

東京大学大学院人文科学研究科(国文学専攻)博士課程単位取得退学(学位)文学修士。ソウル女子大学校、東京経済大学講師、2013年本学文学部国文学科准教授、2016年同学科教授。
同学科長、附属図書館長、副学長などを歴任し、2023年4月から現職に就任。

<著書>

『高畑勲をよむ文学とアニメーションの過去・現在・未来』(三弥井書店、2020年)

『歌舞伎台帳集成第三十三巻』(勉誠出版、2000年)

『竹本座浄瑠璃集[三]』(国書刊行会、1996年) 等