授業紹介(英文学科)
World Englishes1・2
アメリカ英語だけが英語じゃない。
自分たちの英語に自信を持ってどんどん話してください。
世界各国にはその国特有の英語が存在し、とてもバラエティに富んでいます。授業ではイギリスから世界各地に英語が広まり、各地でどのように発展していったのか、その歴史的な背景を学び、各国独自の英語を理解する力を身に付けます。日本の英語教育ではアメリカ英語を学んでいるため、アメリカ英語がベストであり、自分たちの日本英語、日本人特有の発音やアクセントは良くないと感じている人が少なくありません。英語はあくまでもコミュニケーションのツールであり、通じればO K 。自分たちの話す英語に自信を持って、積極的に英語を話して欲しいと思います。
この講義を履修している先輩の声
私は中学生の頃から英語に興味があり、高校生で進路を考えた時に、これからも英語を学びたいと思いました。3 年生の時に参加した都留文科大学のオープンキャンパスで英文学科の学びについて知り、この学科なら自分のしたい勉強・研究ができると思い、英文学科を選びました。
英文学や言語学の授業は課題やレポートも多く大変なものもありますが、とても知的好奇心が刺激されます。これまで受講した授業で一番印象に残っているのはKola先生の「World Englishes」です。世界にはいろいろな英語があることを知り、インド英語、シンガポール英語、ナイジェリア英語など、さまざまな英語の特徴を学ぶことができました。私は都留文科大学大学院への進学が決定しており、これから2年間World Englishesの研究をします。卒業後は英語力を活かした職業に就きたいと思っています。
「World Englishes1・2」ってどんな授業?
この授業は、英語の歴史、現在の使用の状況、世界全体での変種の広がりなどについて知り、英語という言語を体系的に学びます。英語が国際化するにつれ、多くの変種が現実に存在するようになりました。授業ではそのような変種とそれらが激増する理由について探求します。
授業では、母国話者(英語を母国語とする人を)対象として書かれた資料を読み、「標準」英語とは何か、「母国話者」とは誰か、という根幹的な議論を行い、英語が主要な世界語とされる考えについても分析を行います。一言語、また文化の媒体としての英語の豊かな世界を学びます。