授業紹介(国際教育学科)
映画文化論
「新世紀エヴァンゲリオン」「ONE PIECE」「鬼滅の刃」にも確かな思想やイデオロギーがある。
すべてのカルチャーを真剣に見て欲しい。
私が愛着を感じる映画は、1937年に公開された山中貞雄監督の「人情紙風船」。ストックホルム大学で書いた修士論文も、山中貞雄監督がテーマでした。私が学生に求めるのはすべてのカルチャーを真剣に見る力、そして強いメディアリテラシーです。夏目漱石や志賀直哉などのハイカルチャーだけでなく、ローカルチャー、ポップカルチャーにも思想があり、社会的背景があります。そして映像による情報があふれる世の中で、しっかりとその情報を受け止め分析できるメディアリテラシーを身に付けて欲しい。「映画文化論」では映画という映像メディアをあらゆる視点から分析することで、そうした力を養っています。
この講義を履修している先輩の声
国際教育学科は、英語はツールとして学び、それを使って知識を得るというスタンスなので、自分に合っていると思い、この学科を選びました。英語で行う授業が多くあり、使える英語を習得することができます。授業形式はアクティブラーニングで、学生が主体的に、自分の探究心をもとに学びを深めていきます。ヨハン先生の「映画文化論」は北欧の交換留学生と共に、すべて英語で授業を受けました。身近な素材である映画をテーマに、英語力はもちろん、それまで気づかなかった新しいものの見方、考え方が身に付いたと思います。
教育についてもっと勉強して国際教育や比較教育の分野を深く知り、日本の教育を変えることが僕の夢。Connecting people, Changing people, Uniting people for their peaceful lifeが僕の信条です。
「映画文化論」ってどんな授業?
「映画文化論」では、映画をあらゆる角度から分析し・研究します。ストーリーの構造、カメラ技術、編集、音、照明、演技などの映画のさまざまな要素の分析・研究を通じて、映画がどのように作られ、これらの要素がどのように組み合わさって映画の美学と意味の創造を産み出すのかを学んでいきます。
古典や現代の映画を分析し、映画と他の芸術活動との関係や、産業構造、国立映画館の重要性などを学び、映像メディアを通じて現代に必要不可欠なメディアリテラシーを身に付けます。