公立大学法人 都留文科大学

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大学紹介

令和6年度 キャリア形成(共通専門科目)

更新日:2024年9月26日 ページ番号:0010932

全学共通専門科目「キャリア形成」は、学生が、これからの人生を切り開き将来社会で活躍するために必要な心構えの醸成と強化を目的とするため、2020年より開講しています。現在、各分野で活躍し、実績を上げている方を外部講師としてお招きし、社会や自己を理解するための講義を行うものです。

実施講義

令和6年7月11日(木曜日)

元ウガンダ駐箚特命全権大使 藤田順三氏 

  • 講師 元ウガンダ駐箚特命全権大使 藤田順三氏
  • 講義形態 オンライン講義

 

〈受講生の感想〉

7月11日、元ウガンダ大使の藤田順三氏の講演を聞かせて頂きました。話の中の一言一言に力をもらい、今までの自分自身を振り返り反省することがありました。特に藤田さんの行動指針8つを聞きその中の、夢を持ってそれを寝る前でもいいからシュミーションをするという話にグッときました。夢や目標を持てとは言われますがそれを叶えるために自分がどういう行動をするのかということは意識しているようでしていなかったと感じました。また、スマホを見る時間があったら30分でも1時間でも常にノートを持って記述するということをするといいと教えて頂きました。藤田さんは本をとにかく読むそうです。とにかくなんでも読んでみて面白くなかったらその本は閉じて、必ず自分が面白いと思える本があるから、それに似た本をどんどん読んでいくといいと教えて頂きました。藤田さんのお話を聞いて行動に移さないとお話を聞いた意味が無いですし、自分自身が変わらないと強く考えます。聞いた内容を実践して継続させていきたいと思います。

元ウガンダ駐箚特命全権大使 講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年7月4日(木曜日)

朝日新聞 甲府総局 記者 池田拓哉氏

  • 講師 朝日新聞 甲府総局 記者 池田拓哉氏
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

7月3日、都留文科大学において朝日新聞記者の池田拓哉氏に特別講義をしていただいた。地方記者ならではのやりがいや苦悩を語ってくださった。特に印象的だったのは、「人が生きるとはどういうことかを伝えたい」という言葉だ。池田氏は、東日本大震災で被災した方のその後を追った記事やコロナ禍における自治体の不透明な体制を指摘した記事などを書いている。このような見えない事実を提供してくれる新聞は社会において不可欠なものであると改めて実感した。また、それを周囲からの圧力に屈さず伝えようとする姿勢が、池田氏が長年地方記者として活躍できる理由なのではないかと思った。インターネットが普及している今、新聞業界も変化している。媒体は異なろうと事実を伝えていくという根本は変わらない。そして決して「確かさ」を欠いてはならない。そんな熱い思いを語ってくれた池田氏の講義は非常に有意義な時間であった。

朝日新聞 甲府総局 記者 池田拓哉氏_講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年6月27日(木曜日)

ラオスビジネス商業大学学長 鈴木基義氏

  • 講師 ラオスビジネス商業大学学長 鈴木基義氏
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

2024年6月27日、ラオスビジネス商業大学学長、ラオス計画投資大臣特別顧問でもある鈴木基義先生の熱い公演を聴き、私自身胸が熱くなりました。そもそもラオスという国を詳しく知らなかったこともありますが、現在のラオスの状況を知り非常に危機的状況であるのだなと焦燥感も覚えました。また、ラオスでは100ドルの学費さえも払うことができずに、出稼ぎへ出かけてしまう子たちが多く存在していることを知り驚きました。出稼ぎ先のほとんどが隣国のタイであると聴きましたが、これはタイとラオスの言語が非常に似ているため出稼ぎへのハードルが低いことが関係しているのではないかとも考えました。そんな中、鈴木基義さんはラオスに対する思いが非常に強く、本当に我が国のように考えているのだなと感じました。政府に自らが駆け寄り現状を改善しなくてはいけないと行動を起こされていることや一人一人の将来を考えている鈴木基義さんは今のラオスにはなくてはならない人だと思いました。

今後は、さらに教育を通じてラオスの発展に貢献することを心より願っております。本日は貴重な講義をしていただき、本当にありがとうございました。

ラオスビジネス商業大学学長 鈴木基義氏_講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年6月20日(木曜日)

学研ホールディングス 福住一彦副社長

  • 講師 株式会社学研ホールディングス 福住一彦副社長
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

6月20日、株式会社学研ホールディングスの福住一彦副社長に特別講義を行っていただいた。失敗から学ぶことや挑戦することの重要さを福住さんご自身の経験を踏まえながら語ってくださった。進化に貪欲な姿勢は、学研が何年も教育業界を牽引する存在であり続けている要因に通ずるものを感じた。なかでも印象に残った言葉は「上手こそものの好きなれ」だ。好きこそものの上手なれをもじったものである。人は仕事にやりがい(好き)を求めるが、やりがいとはすぐに分かるものではなく続けなければ分からない。そして、前提として上手でなければ続けられない、ということである。就活が始まり将来を具体的に考え始めている自分のとっては非常に参考になる考え方であった。自分のしたいこととできることを理解し、いかにそのギャップを埋めていけるかがやりがいを見いだすヒントになるのではないかと感じた。

学研ホールディングス 福住一彦副社長 講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年6月13日(木曜日)

セガサミーHD 投資部門 部長 清宮俊久氏

  • 講師 セガサミーホールディングス株式会社 投資マネジメント部 部長 / TUNNEL TOKYO 総責任者 清宮俊久氏 
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

6月13日、セガサミーホールディングス株式会社のCVC部門の責任者である清宮俊久氏さんの講演を聞かせて頂きました。セガサミーという名前は存じ上げていましたが実際にどのような事業を行っているのか具体的に知らなかったので深く知れるとても良い機会を頂けて勉強になりました。近年はスマートフォンでのゲームが急増しており、ゲーム市場は競争も激しくなっていると思いますが、時代の流れを先取りしたアイディアでさらに盛り上げていって欲しいと感じました。また、自分と違う人の意見に賛成できなくとも共感はできる、そしてそのことが自分の認知、多様性を広げる、という話が印象的でした。自分と違う考え方や視点を持っている人の意見をはじめから遠ざけるのではなく、1つの考え方として理解することが、他者と関わる上で大切なことだと分かりました。考え方を少し変えるだけで物事の見え方や自分の幸福度が大きく変わるのだと実感できました。今回の講演で学んだことを自分の生活に活かしていきたいです。

セガサミーHD 投資部門 部長 清宮俊久氏 _講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年6月6日(木曜日)

ファーストリテイリング/ユニクロ人事部長山崎麻紀氏

  • 講師 ファーストリテイリング/ユニクロ人事部長山崎麻紀氏
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

6月6日、ファーストリテイリング社ユニクロ人事部長の山崎麻紀氏にご講演いただきました。ユニクロの創業からの歴史を交え、ファーストリテイリング社が社会の様々な問題にどのように配慮して展開しているかをお話しいただきました。1番印象に残ったのはターゲットを絞らず、あらゆる人のニーズに向けて販売していることです。顧客の個性を自由に選択できるように一切の区別をなくしたからこそアパレル業界で大きな存在となったのだと実感しました。さらには環境問題に配慮したシステムを導入したり、他企業の活動にも支援したりと社会問題への配慮を欠かしていません。またユニクロは3万人を超える従業員数で様々な国籍の人が働いています。サービスレベルの統一が難しい中で年二回の店長社員の集会を行い、全体で意識のすり合わせをしているところに会社としての温かさを感じました。学生にとって会社の中身は調べるだけで詳しいところまではわかりにくいのですが、実際にお話を聞くことができ、自分自身がこれからキャリアを考えていく際に、「自分はどうありたいのか」を考えていこうと思います。

ファーストリテイリング/ユニクロ人事部長山崎麻紀氏_講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年5月30日(木曜日)

ete.holdings CEO 石川 恵理香氏

  • 講師 ete.holdings CEO 石川 恵理香氏
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

5月30日、ete.holdings CEO 石川恵梨香氏の講義を受けて、世界最先端のIT業界人でもあり、多くの刺激を受けた。その中で特に印象に残った点を2つ挙げる。1点目は「手札を多くもつことで武器が増える」という点である。前提として石川氏の経歴は16歳で単身アメリカに渡り、飛び級して高校は2年で終了。ハーバード大学で修士号を取得。デロイト、IBM、KPMG、EYで、デジタルコンサルを牽引。更に、MITでサティフィケートを4つ保持するという盛り込み具合である。この石川氏の経歴で度肝を抜かれた人は私だけではないだろう。コンサル業において自分の発言により説得力を持たせるために一つの武器として経歴を使っているとおっしゃっていたがこれはこれからのどの職業にも共通に必要になってくるものだと考えた。どの職業を取っても人間性が大事だとは思うが、まず人を惹きつける経歴という肩書はとても魅力的である。私もこれだけ多くの経歴を身につけることは現実的に不可能だとは思うが、興味のあることには挑戦してみて一つだけでも誰にも負けない武器を見つけたいと考えた。2点目は「ダントツで重要なのはコミュ力」という点である。これだけ多くの能力・経歴を持っている石川氏がコミュ力が一番大事というのは世間一般的に言われるよりも説得力が変わってくる。やはり、これからの時代も人と関わる機会が多く「聞く人間」が重要とおっしゃっていたため、積極的に人と関わる場に行き、自分のコミュ力を鍛えたいと考えた。

以上の二点が石川氏の講義を受けて印象に残った点である。

ete.holdings CEO 石川 恵理香氏_講義風景

​▲当日の講義の様子

 

令和6年5月23日(木曜日)

前17LIVE CEO現僧侶小野龍光師

  • 講師 前17LIVE CEO現僧侶小野龍光師
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

今回小野さんの講演を聞き、人の幸せはお金や地位などで決まらないもの、自分自身で決めるものだと学びました。その中で、特別なことをするのではなく、毎日の継続した行いがその幸せにつながるのだと感じました。挨拶、感謝、掃除、早起き、当たり前のことだけれど考えてみると自分自身あまりできていないと思いました。これからは理想や目標ばかりに目を向けずに、毎日の自分の行いに目を向けて生活していきたいと思いました。

また、優しさを与える時に見返りを求めてはいけないという言葉が強く胸に刺さりました。たとえ「ありがとう」と言ってもらえなくても自分の善意で行ったことなのであれば見返りを求めずに優しさを与えられる人間になりたいと考えています。

小野さんの発する言葉にはどれも重みがあり、どこか優しさも感じられました。今回は本当に貴重な講演をありがとうございました。

前17LIVE CEO現僧侶小野龍光師_講義風景

▲当日の講義の様子

 

令和6年5月9日(木曜日)

進藤中さん

  • 講師 山梨中央銀行 前代表取締役会長 進藤中氏
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

山梨中央銀行相談役進藤氏の講演を聴くなかで、金融業界としての役割や魅力などの点と、組織を取りまとめる人間としての人生の向き合いかたという二点がとても印象的であった。

金融業としての銀行という点については、銀行が、そして山梨中央銀行がどのような役割を持っているかということを私たち学生の立場にたって分かりやすく教えていたたき、非常に理解しやすかった。「銀行は社会のあらゆる情報が集約される場所」という言葉が非常に魅力的な言葉であった。

リーダーとしてということについては、進藤氏の家庭における致命的な事件や、その後に仕事をお辞めになることも考えたこと、そしてそのことを行員に言ったということが非常に印象的であった。

リーダーとして組織で働くなかで、自信をもってリーダーシップをはれるかどうかということは重要であるとは思う。しかしながら、自分自身の失敗や経験を開示し、だからこその上の立場として組織を支えていくという姿勢が、大きな銀行という組織を動かし、頭取・会長を歴任され相談役にまでなられた進藤氏の凄さであると改めて感じた。

将来を見据えるなかで、仕事・人生にどのように向き合うか、非常に勉強の多い講演であったと考える。

講義の様子

​▲当日の講義の様子

令和6年5月2日(木曜日)

石塚夕希子さん

  • 講師 世田谷区千歳小学校副校長 石塚夕希子氏
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

5月2日、世田谷区千歳小学校副校長の石塚夕希子先生の講義を受けて3点心に残った。

1点目は「大学二年になって教師になりたいと思い、編入した」という点である。自分のやりたいことを考え、自分が今どうしたらいいのか考えることは大切だと考え、少し遅かったとしても追いつくことはできると話を聞き、自分が目を背けてきた夢や現実にしっかり向き合うきっかけとなった。

2点目は「上海日本人学校で日本を外から見る」という点である。現在の社会ではインターネットなどで調べるが主流で確かにそれが誤った方法だとは思えないが、実際に日本を一度出ることで日本の文化や中国人に対する理解などが偏見などではない素直な理解に繋がるのではないかと考えた。

3点目は「魔法のような特効薬はない」という点である。これは私が一番印象に残っている言葉である。日々少しずつ少しずつ進歩していくからこそ、職場や子どもたちとの信頼関係が築いていけるということと学生時代の一つ一つの経験が今のキャリアに繋がっているということを再確認することができた。

以上が石塚氏の講演で学んだ点である。

講義の様子

​▲当日の講義の様子

令和6年4月25日(木曜日)

都留市長

  • 講師 堀内 富久 都留市長 
  • 講義形態 対面講義

 

〈受講生の感想〉

今回の都留市長堀内氏の特別講義を聞き、考えたことは2つある。

 まず1つ目は、「何事も全力」で行うということである。このことに学生の私は不意を突かれたような気がし、最後に全力で物事に打ち込んだのはいつの出来事か考えた。だんだんと成長し、自分のやりたくないことは自然と遠ざけるようになっていき、いわゆる「食わず嫌い」の現象が私には起こっていると気付かされた。そのため、もちろん学業だけでなく、趣味も嫌いなことも行っていく必要があると感じた。その過程で、生きていく上で欠かせない人脈や知識、行動力などの武器が自分に備わっていくのではないかと考えた。

 2つ目は「行動力」である。市長堀内氏も率先して取り組むという行動力によって、その人間が出来るかどうかの価値があるとおっしゃっていた。そのようなことから私も都留市の学生でよかった、と思えるように行動していきたいと考えた。また、周りと比べるようなことはせず、前向きに物事へ向き合っていくことが大切であると強く考えた。

 以上の2点が今回の特別講義を受けた感想であり、今後の学生生活や将来設計に活かしたいと考える。

講義の様子1 講義の様子2
​▲当日の講義の様子