公立大学法人 都留文科大学

Think Globally, Act Locally

国際交流センター

サラマンカ大学 交換留学 体験談

更新日:2024年6月7日 ページ番号:0010102

jpg

  体験談1.派遣時:英文学科3年 (2022年度)
  体験談2.派遣時:英文学科3年 (2022年度)

  ★最新の体験談(2023年度派遣)は近日中に公開予定です。 
  

 

 

 

 

体験談1

サラマンカ大学に交換留学(2022年8月~ 派遣)​
派遣時:英文学科3年
 

 ~留学の目的~
 私は、スペイン語、文化に興味があり留学を決断しました。大学の授業で第二言語としてスペイン語を学ぶ過程で、スペインに住み、語学力を向上したいと強く思いました。また、スペインはヨーロッパの他文化との相互作用、歴史的にカトリックの宗教的伝統、国内や地域のアイデンティティの影響を受けており、実際にそれらを肌で感じ、異文化理解を深めたいと思いました。

 ~現地での授業~
 
 
サラマンカ大学の授業では、グローバルスタディーズ、アジア文献について学びました。初授業では、スペイン語を理解する事から躓きました。授業が終わる度に、友達や教授に教えてもらう日々を送りました。その過程で、授業内容を少しずつ理解でき、同時にスペイン語も向上しました。日常でもスペイン語を話せるようになると、自然と友達も作れるようになりました。

 ~住居~
 
 住居では、スペイン、フランス人と生活を共にしました。最初の頃は、私のスペイン語力が乏しく、コミュニケーションで苦労しました。また、共同生活では異文化による行動の違いなどがあり慣れない事も多くありました。しかし、住民の皆が優しく、互いに異文化を理解し合い、素晴らしい経験になりました。また、サラマンカに来たばかりの私に、街の案内もしてもらい、とても頼りになる存在でした。
 ~旅行~
 旅行では、テネリフェ島、ポルトガル、イタリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、マルタ共和国に行きました。ヨーロッパ国内では、アクセスも簡単で、安く行ける点が魅力です。また、様々な国に行くと、その国の国民性や文化を学ぶ事ができ、比較する事で良い点、悪い点を理解できます。そうした経験はとても貴重だと思いました。また、休日には、Valladolid、Madridによく遊びに行きました。片道一時間30分と行きやすく、サラマンカとは少し異なった街を体感する事が出来ます。それぞれの街には異なる特徴や文化があります。町毎に奥深い歴史があり、スペイン国内でもとても楽しむ事が出来ました。

 ~コロナ影響~
 
 スペイン渡航前、日本ではコロナパンデミックが問題視され、国外からの観光客の受け入れ禁止や、マスク着用義務、移動制限など様々な制限がありました。もちろん、今回の留学においても、コロナ状況次第で留学が可能かどうか不安な日々を送りました。幸いにも、コロナ感染が落ち着いた事もあり、渡航可能になりました。スペインに住んでみて、コロナによる影響は特に無かったです。日常でもコロナ禍という感じはありませんでした。これもまた、日本とスペインでの相違点が多くとても興味深かったです。

 最後に、サラマンカに再び訪れたいと強く思いました。サラマンカは世界遺産の街でもあり、学生街でもある素晴らしい街です。サラマンカで出来た友達や過ごした日々はかけがえのないものです。日本では経験出来ない事や学びが多く得られます。今、留学を悩まれている学生には是非、自信を持って挑戦して欲しいです。

 

jpg  jpg

 

 

体験談2

サラマンカ大学に交換留学(2022年8月~ 派遣)​
派遣時:英文学科3年
 

 私は2022年9月から2023年6月までスペインのサラマンカ大学に交換留学してきました。留学の目的、留学前の準備、留学中の生活についてお伝えしていきたいと思います。

 私が留学をしたかった一番の理由は、スペイン語の授業で日本とは全く違う西洋の文化を学んだことから、現地で生活をし、自分の持っているイメージとリアルのすり合わせをするなど、自分自身で体験をしたかったからです。旅行で行くのと、現地に実際に住んでみることは、感じ方が違うので、そこに大きな意味があると考えていました。また、異国の全く新しい環境で、自分自身で環境を切り開いていき、自己成長したいと考えていました。

 留学前は、スペイン語検定4級取得に向けての勉強とリスニング勉強に力を入れました。また、スペインでの必要最低限のマナーと文化を調べ、スペインの状況についてもこまめに情報収集をしていました。トラブル回避や、人を不快にさせないためにも、情報収集はとても大切だと思います。ビザの発行では、サラマンカ大学で指定されていた保険の書類が、審査で通らなかったトラブルにより、発行が出国ギリギリになってしまい、発行されるまでは緊張した日々が続いていました。何のトラブルが起きるかわからないので、何事も早く取り組むことが重要です。

 留学中の生活は、予想通り、到着して3ヶ月ほど辛い日々が続いていました。日本でもリスニングの勉強はしていましたが、現地では何倍ものスピードで話されていたので初めは聞き取るのがとても難しかったです。分からないことを質問する勇気はあっても、回答が理解できず困ったこともありました。そこで日本にあるスペイン語教材だけでは、不十分な部分もあると感じ、映画やポッドキャスト、ユーチューブなどでとにかく現地のスピードに慣らしておくことが大切だと思います。

 私は、とにかく多くの人と話すことを意識していました。休日は友達とご飯を食べたり、スポーツをしたりして多くの時間を多くの友達と過ごし表現方法を学びました。生きた言語を習得するために最も欠かせないことです。また、いくつかのヨーロッパの国にも旅行をしにいきました。多くの文化に触れれば触れるほど、自分の視野が広がっていくのを感じ、学ぶことの大切さを実感しました。

 留学を通して、挑戦することの大切さに再度気づくことができました。日々、挑戦と選択の連続で、自分と向き合えた時間でした。固定観念や偏見を捨て、柔軟な思考を持てるようになったのも大きな成長です。他国からの留学生も多く、色々な人と交流できた貴重な時間であり、1年間培ってきたものはかけがえのないものです。自分でも想像していなかったことは、日本の素晴らしさに気づき、さらに誇りに思えるようになったことです。客観的にみること、一度日本文化から離れることで気づけたことでした。

 留学後は、とにかく色々なことに挑戦し、さらに視野を広げたいと考えています。挑戦することで自己成長につながるからです。語学力向上のための勉強は欠かさずに行い、年中に DELE B2合格をし、さらに上のレベルも目指したいです。​

 

jpg