公立大学法人 都留文科大学

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国際交流センター

サラマンカ大学 協定短期語学研修 体験談

更新日:2023年7月26日 ページ番号:0008681

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 体験談1.派遣時:比較文化学科3年(2022年夏期研修 参加)
 体験談2.  派遣時:英文学科1年(2022年夏期 参加)

 

 

 

体験談1.

○派遣時:比較文化学科3年(2022年夏期研修 参加
 

 私がスペイン語学研修に参加した動機は、二つある。一つ目は、単純にスペインに行ってみたいという気持ちである。このように考えた理由は、私が通っていた幼稚園の園長先生がスペイン人の方だった。先生からスペインの話や挨拶を教えていただく機会があり、幼いながらにスペインに大きな関心を抱いた。それからずっとスペインに興味があり、スペイン語を勉強したいと考えていた。また、大学の授業で勉強したスペイン語の能力をさらに伸ばしたいと考え、今回の語学研修の参加を決めた。二つ目は、私はサッカーが大好きで、特にスペインのサッカーをよく視聴する。中学生の頃からいつかスペインでサッカーを見たいと思っていた。そこで今回の語学研修の案内を見た際に、大好きなスペインのサッカーを生で見ることが出来るチャンスだと考えて、参加することを決めた。

 出発前の準備に関しては、大学に提出する書類のような大事な資料などは、宮城先生や国際交流センターの渡邊さんがメールを送ってくださるなどサポートをしていただいたため、スムーズに準備することが出来た。しかし、私は洋服やタオルのような必要な日用品類の準備を直前に焦って終わらせたため、スペインに行って購入することになった。大学の近くにスーパーマーケットがあり、必要な日用品類はそこで購入することが出来た。しかし、準備をきちんと終わらせていればもう少しお金を節約できたので、そこは反省点である。

 私は学生寮に滞在した。食事はつけていなかったので、友達と近くのレストランやバルに行って食事を楽しんだ。寮母さんはとても優しい方で、安心して生活をすることが出来た。洗濯は、寮で週に一回無料ですることが出来た。

 授業は月曜~金曜まで、朝9時~13時ごろまで行われた。全てスペイン語で行われるため最初は聞き取ることが出来ず、授業に付いて行けるか不安があった。しかし3週間を終える頃には、先生の話を聞き取ることが出来るようになり、会話も少しだが出来るようになった。私たちのクラスは、アメリカ人の留学生4人と都留の学生10人だった。授業後には同じクラスの留学生の友達とバルに行くことや、サッカーをするなどの交流をすることが出来た。また、先生方もとてもフレンドリーに接してくれたため、休憩時間にコミュニケーションを取ることも出来た。授業は昼過ぎに終わるため、その後は食事に行ったり買い物に行くなど、各自が自由に過ごしていた。また、私は友達に教えてもらって行ったのだが、近くのカフェで毎週木曜日の夜22時ごろからスペイン人と留学生たちの交流の場が設けられていた。そこでは日本に興味を持っていたり、日本について勉強をしているスペイン人が多く集まっていた。日本人留学生に日本について聞いたり、私たちもスペイン語やスペインのことを教えてもらうなど、とても有意義な時間を過ごすことが出来た。

 休日は大学のツアーに参加する人や自分たちで旅行に行く人など様々であった。私は一週目に大学のセゴビアツアーに参加した。授業で見たことがあった水道橋を生で見ることが出来てとても感動した。二週目は友人とマドリード旅行に行き、レアル・マドリードの試合観戦とプラド美術館に行った。三週目も友人とバルセロナ旅行に行き、FCバルセロナの試合観戦、サグラダファミリアとグエル公園に行った。念願のサッカー観戦や、サグラダファミリアを生で見ることが出来たことは一生の思い出になった。お金はかかるが、行く価値があるので是非行ってみることをお勧めする。

 今回のスペイン語学研修に参加して、改めて私はスペインが好きでスペイン語の勉強をしたいと強く思った。三週間は長いようで短く、慣れてきたタイミングで帰国をすることになった。1000字に収まりきらないほどの思い出や経験をすることが出来て、とても幸せな時間を送ることが出来た。今回の経験を無駄にしないように、スペイン語検定などの目標を立てて、学習を続けていきたいと思う。

 

体験談2.

○派遣時:英文学科1年(2022年夏期研修 参加
 

 「スペイン語はほぼ話せないけれど、スペインの人とスペイン語でコミュニケーションをとれるようになりたい!」と思い、実際に行ってみることが何よりの勉強だと考えたので、私は今回参加を決めました。

​ 研修を通し、英語は便利だけど万能じゃないということを実感しました。英語が通じる人もいます、ですが英語圏の国ほど簡単には伝わりません。コミュニケーションをとっていて思ったのは、単語をたくさん覚えておくと、生活に役立つということです。もちろん文法も大切ですが、単語さえ分かっていれば、現地の人にはなんとか伝わります。少ないボキャブラリーと、ジェスチャー、そしてそれでも困ったときには英語や翻訳アプリを使って会話をしていました。話そうとしてもスペイン語の単語でなく英語がでてきてしまう、これがつらいところでしたが、ほぼ言っていることが分からない、話せない状態から、研修が終わる頃には、言っていることがなんとなく理解できる、ほんの少しだけ話せる状態になりました。

 授業は日本人だけかと思っていたけれど、そうではありませんでした。私のクラスにはアメリカ人の生徒が3人いました。授業は正直難しかったです。なんとなく言っていることは分かるけれど、100%理解は難しかったです。最初の方では楽しいよりもつらい気持ちが勝っていました。しかしだんだん慣れて楽しくなってきたので、諦めずになんとか理解しようとすることが大切だなと思いました。授業内外で、さまざまな国出身の生徒と話せる機会が多くあったおかげか、スペイン語も英語も以前より話せるようになったと感じています。英語でも、スペイン語でも、他の言語を使って人と話すことが、言語習得の何よりの近道だと思いました。