公立大学法人 都留文科大学

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フィリピン中央大学 協定短期語学研修 体験談

更新日:2024年6月10日 ページ番号:0008685

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 体験談1. 派遣時:英文学科1年(2023年度春期研修 参加)
 体験談2. 派遣時:比較文化学科1年(2023年度春期研修 参加)
 体験談3. 派遣時:英文学科1年(2022年度春期研修 参加)
 体験談4. 派遣時:比較文化学科1年(2022年度春期研修 参加)

 

 

 

 

体験談1.

○派遣時:学校教育学科2年(2023年度春期(2024年2月)研修 参加

 私がこの留学に参加した理由は、アジア圏の国に行きたいという気持ちがあったのとから、前回参加していた友達や先輩から「すごくいい留学だった」と教えてもらったからです。

 最初にフィリピンでの生活について簡単にお伝えします。平日は4コマのマンツーマン授業、2コマのグループ授業、そしてフィリピン大学での1時間の授業、夕食後に2時間の自習時間が組まれていました。この留学の魅力だと感じているのは、マンツーマン授業です。日本人が多くいる中で英語を話す際に緊張してしまう私にとって、この環境はすごくよかったです。もちろん難しい語彙は分かりませんが、何とかして相手の言葉を理解しよう、自分の意見を理解してもらおうとする気持ちを強く持つことができました。教科書をどの授業でも使うのですが、教科書のトピックから派生して、日本やフィリピンの経済状況や文化、ジェンダーや環境問題などについても話しました。単語が出てこないとも感じ、自分のスピーキング力に何が足りないのか知るきっかけになりました。フィリピン大学での授業では大学の先生と英語の能力をあげるというよりは、英語で日本の文化について紹介したりvlogをつくったりと、アクティビティが多かったです。このスケジュールは友達から聞いていましたが、やはり最初は忙しかったです。自習時間にうとうとしてしまったり、自習後に注文するフードや飲み物をみんなで探したりしたのが懐かしいです。

 土日はアンティケツアーや市内ツアー、地域の子どもたちと遊んでペンキを塗るボランティア活動など、たくさんのプログラムが組まれていました。特に楽しかったものはアンティケツアーです。滞在1週間目の土日に、朝から2時間かけてアンティケというビーチに行きました。初めて海で泳ぎ、スキューバダイビングやアイランドホッピングをしました。あんなに青くきれいな海は初めて見ました。今まで本や映像でしか見たことのなかったものが、やっと経験として自分の中に取り組まれた気がします。ビーチで出会った子どもたちとキャッチボールやバレーボールをして遊びました。二日目のアイランドホッピングでは「Kana!」って探してくれて一緒に泳ぎました。嬉しかったなあ!楽しすぎて全然寝れなかったのに、帰りの晩に乗ってからもみんなでワイワイ騒ぎました。その土日が終わった後、みんなアンティケが楽しすぎて学校で疲れている姿をよく見ました(笑)。どの土日もたくさん予定が詰まっていて、すごく充実していました。

 また、私は毎朝散歩に出かけていました。学校の近くにバスケットコートがあるのを見つけて、最初は緊張したのですが、声をかけて一緒にバスケをさせてもらっていました。毎朝散歩したりShirataki 1ほかの地域の人と関わったりする中で、フィリピンの人のフレンドリーさに何度も感動しました。これはフィリピンだけではないと思いますが、日本にいる時よりも挨拶する回数が格段に多かったです。目が合えば笑顔になってくれるし、「Hi」と気軽に声をかけられる環境だったからこそ、挨拶をしたくなりました。また、1カ月滞在していたスクールには韓国人、ベトナム人といった他国の人もいて、いろんな人と話すのが本当に楽しかったです。一緒に筋トレをしたりご飯を食べたり散歩したり、そういう特に変わったことのないフィリピンでの日常が、私にとってすごく心に残っていることです。どの瞬間を思い出しても、今日はどんな人にあいさつできるかな、どんな話をしよう、誰と、どこで、何を食べよう、何を話そう、と常にワクワクしていました。そんな自分を好きだと感じましたし、日本では見つけにくい自分の一面を発見することができました。自分がそこの住人になった気分で日常生活を過ごせた気がします。

 この研修を通して変化したと感じることは、自分が将来働く場所が日本だけではないと感じるようになったことです。今まで英語を勉強している中で、英語を話すのは楽しいけれど実際に自分の生活に結びついている感じがありませんでした。しかし、フィリピンのフレンドリーな先生や友達と生活する中で、英語を使ってコミュニケーションを取り、その土地の人たちとつながっていく楽しさを感じましたし、もっといろんな場所に訪れたいと思うようになりました。今年は教育実習もあり、自分の将来についてしっかり考える年になります。自分の好奇心を大切に、これからの学習や生活に生かすことのできる留学になったと思います。

 

体験談2.

○派遣時:英文学科3年(2023年度春期(2024年2月)研修 参加

 今回のフィリピン語学研修について感想を聞かれて、真っ先に思いつく言葉は、「楽しかったです」。初めての海外という事で、不安なことも多かったですが、実際は見るもの、聞くもの、食べるもの、すべてが自分にとって新しいものだったのですべてが楽しかった(面白かった)です。もし参加を迷っている方がいらっしゃれば、ぜひ参加をおすすめしたいです。

 約4時間程のフライトの後、マニラに到着しました。空港を出るとその暑さと警備の持つ銃の物々しさに驚きました。マニラからさらに1時間のフライト後、私たちの1ヶ月の滞在先のイロイロ市に到着しました。最初2日間はオリエンテーションでした。近くのモールにジプニー呼ばれる乗り物で向かったりと、新しい事だらけで、参加者全員が目を輝かせていたのを覚えています。オリエンテーションの後、ついに授業が始まります。マンツーマン、グループレッスン、フィリピン中央大学での授業と3種類のクラスがあります。英語にあまり自信がない中、挑む最初の授業はとても緊張しました。しかし、どの先生もとても優しく、先生というよりは友達のような感覚でした。語学学校の先生ということもあり、かなり親身に接してくれます。なので、英語に自信がない方でも心配はしなくていいように感じます。

 そして、最初の休日です。皆でアンティケという場所に向かい、シュノーケリング、アイランドホッピング、ダイビングを楽しみました(自分は体調不良で全力では楽しめなかったですが)。ここで注意して欲しいのが、日焼けです。フィリピンの日差しは日本とは強さが比べものにならないとで、必ず、日焼け止めを使ってください。じゃないと、私のように全身の皮が剥けることになってしまいます。

 2週目です。先生やスタッフ、他の国から来た生徒などと仲良くなり始め、授業が終わった後に一緒にスポーツをしたり、週末には飲みに行きました。2度目の休日の1日目は市内ツアーに行き、フィリピンの歴史などについてまなびました。2日目は1日フリーだったので、友人たちとギマラスアイランドという、近くの島に行きました。すべて自分たちで手配しなくてはならなかったので、大変でしたが、この語学研修の中で一番の思い出になりました。島に着き、ビーチやレストラン、カフェに行くため、トライシクルという乗り物を利用する必要がありました。この運転手に1日利用したいと伝え、値段交渉もしました。値段交渉に成功すると逞しくなったような気がするので、ぜひトライしてみてください。そして、タトロンポロビーチを楽しみ、そこで会ったフィリピン人の家族とお酒を酌み交わしたりしました。その後はギマラス島の名物のマンゴーピザIikura 1やマンゴーコーヒーに舌鼓を打ちました。

 3週目には完全にフィリピンでの生活に慣れました。慣れ始めたと思ったら帰国が迫っていることに参加者の多くが驚いていました。皆口を揃えて、帰りたくない!と言っていました。この週にはボランティアがあり、正直、人々の貧しさに驚きました。英語以外にも様々なものを学び、経験できるのが、この研修の良さだと感じました。研修中最後の休日は、これまでのビーチとは打って変わってブカリという山や森林のある地域に行きました。ブカリ出身の先生の案内の元、素晴らしい自然を堪能しました。

 4週目にはファイナルテストや卒業式がありました。卒業式では皆が思い思いのスピーチをし、目に涙を浮かべる参加者も少なくありませんでした。私にとってこの1ヶ月は人生で一番楽しかった1ヶ月と言っても過言ではないと思います。勉強に関してあまり触れてきませんでしたが、英語を話す能力を伸ばしたい方にとってはベストな研修だと思います。また必ずフィリピンに戻りたいと、心の底から思っています。参加を迷っている方、行って後悔はしないはずです!

体験談3.

○派遣時:英文学科1年(2022年度春期(2023年2月)研修 参加

 参加した理由は、以前からフィリピンで英語を学ぶということに興味を持っていたからです。高校時代も自分でフィリピン留学することを考えていたが、コロナの蔓延に伴い実現が困難になっていました。何か行動を起こして自分を変えたいと思っている中でこの語学研修のを見つけ、自分の理想に近いものだと考え参加を決めました。フィリピンの語学プログラムの特徴でもあると思うが、マンツーマンレッスンに多くの時間を利用します。私は自分から発言すること、意見を伝えることが得意ではありません。また失敗を恐れて消極的になってしまいます。マンツーマンレッスンからグループレッスンという流れの中で自分を成長させられると考えたからです。

 授業はグループクラスが2コマ、マンツーマンレッスンが4コマ、CPUクラスが1コマで行われる。グループクラスは少人数制(今回は1クラス5人、全員都留文生)でした。特定のトピックに関連する質問に対して自分の意見を伝えるという形で授業は進んでいきます。挙手などではなく、どんな質問についても自分の意見を必ず求められます。しかし気を張らずにリラックスした状態で話すことができます。またクラスメイトの発言から吸収できることも多くあります。習得した表現を自分も授業の中で使うことで、アウトプットをすることもできました。マンツーマンレッスンでは自分で話さざるを得ないOta 1状況になります。だからこそ伝えたいことを自分が知っている知識の範囲内で表現しようとする回路ができたと思います。

 初めはシャワーやトイレなど衛生面の部分で苦労することはあるかもしれません。しかし一ヶ月を過ごしたという経験が自分の自信にもなった気がします。またどれだけ良い環境の中で自分たちが生活できているのか痛感し、当たり前は当たり前ではないと感じました。

 単語を覚え、ボキャブラリーを増やすだけでなく、それをどのような場面でどのように使えるのか覚える必要があると感じました。またライティング・リンディーングのための勉強が中心になってしまうため、留学生との交流など意識して英語を耳にする、口にする機会を増やすことが大切だと思います。

体験談4.

○派遣時:比較文化学科1年(2022年度春期(2023年2月)研修 参加

 イロイロで思い出深い、濃い一か月を過ごすことができました。この研修に参加して本当に良かったと振り返って思います。英語を使わざるを得ない環境に身を置き、特にスピーキングの力を高めたかったことが、参加を決めた一番の理由です。最初の一週間は不安で緊張ばかりしていましたが、だんだんと環境にも慣れていきました。

 授業は、平日は一日あたり50分×7コマの授業に参加しました。そのうち4つがマンツーマンレッスン、2つが少人数で行われるグループレッスンです。一日1回CPUに移動し、一時間だけプレゼンテーション中心の集団授業を受けました。夜には二時間の自習時間が確保されていました。そこで各自授業の復習をしたり、次の日の予習をしたり、持ち込んだ参考書で試験や検定の勉強を進めたりと、自習時間の活用法は様々でした。レッスンで使用する教科書は用意されています。初日に受ける試験結果をもとに個人のレベルに合わせた教科書が配られ、授業ではそれらを使いました。私は日本から数冊参考書を準備していきましたが、その日の復習と予習に必死で、自前の本を使う機会は多くはありませんでした。マンツーマンレッスンではそれぞれ、文法、ライティング、リーディング、スピーキングの4つの分野を勉強します。グループレッスンでは、意見を交わし合うディスカッションが中心でした。授業数が多く、先生と日本語なしで会話を行うため初めは不安でいっぱいだったのですが、先生はフレンドリーで優しく、いつも何気ない会話を投げかけてくれたので、毎回の授業にリラックスして臨むことができました。授業ごとに担当の先生が違い、彼らと年代も近かったため、すぐに打ち解けて仲良くなりました。うまく話せず言葉に詰まった時も、先生は私の答えを急かさず待ってくれて、間違っていても意図を汲み取ってくれました。頑張り続けることができたのは、先生が常に前向きな言葉をかけてくれたおかげです。普段の授業は楽しくて、あっという間でした。教科書を開かず、雑談だけで50分が終わってしまったことが何度もありました。先生と仲良くなり、休日にお出かけをしたり、プレゼントを交換したり。「絶対にまた会おうね。」と約束しました。

Sato 1 フィリピンの中でも比較的治安の良い地域に学校はあります。校則や門限も課されており、現地スタッフに見守られながら生活を送るので、研修中は安心して過ごすことができました。出かける際は警戒心も必要でした。渡航前は料理の心配を一番にしていましたが、そんな心配はすぐに吹き飛びました。カフェテリアの韓国料理も、先生達がお勧めしてくれたフィリピン料理も、スーパーマーケットのお菓子もラーメンも、全部全部美味しかったです!お米が主食で、日本人の口に合う味付けが多かった印象です。私は様々なフィリピン料理に挑戦しました。また、フィリピンの文化・歴史にも興味があったので、観光名所のビーチ以外にいくつかの美術館や博物館へも足を運びました。休日のビーチもボランティア活動も、勿論忘れられません。毎日が新たな発見の連続でした。本研修は、英語を話すことに特化している点が強みだと思います。日本に居るときはこれほど英語を話す機会がないので、思い切って参加してみると自分の視野と好奇心がさらに広がると思います。優しい人々に恵まれて、沢山の学びを得ました。トラブルも多々ありましたが、研修を無事に終えることができ嬉しいです。支えてくださったすべての方々に心から感謝しています。