公立大学法人 都留文科大学

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フィリピン中央大学 協定短期語学研修 体験談

更新日:2023年7月26日 ページ番号:0008685

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 体験談1. 派遣時:英文学科1年(2023年春期研修 参加)
 体験談2. 派遣時:比較文化学科1年(2023年春期研修 参加)

 

 

 

 

体験談1.

○派遣時:英文学科1年(2023年春期研修 参加

 参加した理由は、以前からフィリピンで英語を学ぶということに興味を持っていたからです。高校時代も自分でフィリピン留学することを考えていたが、コロナの蔓延に伴い実現が困難になっていました。何か行動を起こして自分を変えたいと思っている中でこの語学研修のを見つけ、自分の理想に近いものだと考え参加を決めました。フィリピンの語学プログラムの特徴でもあると思うが、マンツーマンレッスンに多くの時間を利用します。私は自分から発言すること、意見を伝えることが得意ではありません。また失敗を恐れて消極的になってしまいます。マンツーマンレッスンからグループレッスンという流れの中で自分を成長させられると考えたからです。

 授業はグループクラスが2コマ、マンツーマンレッスンが4コマ、CPUクラスが1コマで行われる。グループクラスは少人数制(今回は1クラス5人、全員都留文生)でした。特定のトピックに関連する質問に対して自分の意見を伝えるという形で授業は進んでいきます。挙手などではなく、どんな質問についても自分の意見を必ず求められます。しかし気を張らずにリラックスした状態で話すことができます。またクラスメイトの発言から吸収できることも多くあります。習得した表現を自分も授業の中で使うことで、アウトプットをすることもできました。マンツーマンレッスンでは自分で話さざるを得ない状況になります。だからこそ伝えたいことを自分が知っている知識の範囲内で表現しようとする回路ができたと思います。

 初めはシャワーやトイレなど衛生面の部分で苦労することはあるかもしれません。しかし一ヶ月を過ごしたという経験が自分の自信にもなった気がします。またどれだけ良い環境の中で自分たちが生活できているのか痛感し、当たり前は当たり前ではないと感じました。

 単語を覚え、ボキャブラリーを増やすだけでなく、それをどのような場面でどのように使えるのか覚える必要があると感じました。またライティング・リンディーングのための勉強が中心になってしまうため、留学生との交流など意識して英語を耳にする、口にする機会を増やすことが大切だと思います。

 

 

体験談2.

○派遣時:比較文化学科1年(2023年春期研修 参加

 イロイロで思い出深い、濃い一か月を過ごすことができました。この研修に参加して本当に良かったと振り返って思います。英語を使わざるを得ない環境に身を置き、特にスピーキングの力を高めたかったことが、参加を決めた一番の理由です。最初の一週間は不安で緊張ばかりしていましたが、だんだんと環境にも慣れていきました。

 授業は、平日は一日あたり50分×7コマの授業に参加しました。そのうち4つがマンツーマンレッスン、2つが少人数で行われるグループレッスンです。一日1回CPUに移動し、一時間だけプレゼンテーション中心の集団授業を受けました。夜には二時間の自習時間が確保されていました。そこで各自授業の復習をしたり、次の日の予習をしたり、持ち込んだ参考書で試験や検定の勉強を進めたりと、自習時間の活用法は様々でした。レッスンで使用する教科書は用意されています。初日に受ける試験結果をもとに個人のレベルに合わせた教科書が配られ、授業ではそれらを使いました。私は日本から数冊参考書を準備していきましたが、その日の復習と予習に必死で、自前の本を使う機会は多くはありませんでした。マンツーマンレッスンではそれぞれ、文法、ライティング、リーディング、スピーキングの4つの分野を勉強します。グループレッスンでは、意見を交わし合うディスカッションが中心でした。授業数が多く、先生と日本語なしで会話を行うため初めは不安でいっぱいだったのですが、先生はフレンドリーで優しく、いつも何気ない会話を投げかけてくれたので、毎回の授業にリラックスして臨むことができました。授業ごとに担当の先生が違い、彼らと年代も近かったため、すぐに打ち解けて仲良くなりました。うまく話せず言葉に詰まった時も、先生は私の答えを急かさず待ってくれて、間違っていても意図を汲み取ってくれました。頑張り続けることができたのは、先生が常に前向きな言葉をかけてくれたおかげです。普段の授業は楽しくて、あっという間でした。教科書を開かず、雑談だけで50分が終わってしまったことが何度もありました。先生と仲良くなり、休日にお出かけをしたり、プレゼントを交換したり。「絶対にまた会おうね。」と約束しました。

 フィリピンの中でも比較的治安の良い地域に学校はあります。校則や門限も課されており、現地スタッフに見守られながら生活を送るので、研修中は安心して過ごすことができました。出かける際は警戒心も必要でした。渡航前は料理の心配を一番にしていましたが、そんな心配はすぐに吹き飛びました。カフェテリアの韓国料理も、先生達がお勧めしてくれたフィリピン料理も、スーパーマーケットのお菓子もラーメンも、全部全部美味しかったです!お米が主食で、日本人の口に合う味付けが多かった印象です。私は様々なフィリピン料理に挑戦しました。また、フィリピンの文化・歴史にも興味があったので、観光名所のビーチ以外にいくつかの美術館や博物館へも足を運びました。休日のビーチもボランティア活動も、勿論忘れられません。毎日が新たな発見の連続でした。本研修は、英語を話すことに特化している点が強みだと思います。日本に居るときはこれほど英語を話す機会がないので、思い切って参加してみると自分の視野と好奇心がさらに広がると思います。優しい人々に恵まれて、沢山の学びを得ました。トラブルも多々ありましたが、研修を無事に終えることができ嬉しいです。支えてくださったすべての方々に心から感謝しています。