公立大学法人 都留文科大学

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韓国外国語大学校 交換留学 体験談

更新日:2024年6月7日 ページ番号:0000016

 

kankoku

  体験談1.派遣時:英文学科2年 (2023年度)
  体験談2.派遣時:比較文化学科2年 (2023年度)
  体験談3.派遣時:比較文化学科2年 (2023年度)
  

 

 

 

 

体験談1

韓国外国語大学校に交換留学(2023年2月~8月 派遣)​
派遣時:英文学科2年


 この留学まで第二外国語で韓国語を履修していたわけでもなく、韓国語を本格的に学んだことはなかったのですが、中学生のころからずっと好きで見ていた、韓国ドラマやアイドルの影響で、本格的に韓国語を学んでみたいと思い、交換留学に申し込みました。留学に至るまで、試験や面接、書類作成など多くの準備が必要でした。また出国する前に韓国語の勉強も本格的に始めました。

 コロナの影響でワクチン接種は必ず三回接種しなければならなかったのですが、それ以外の隔離、行動制限等は無く、比較的自由に留学生活が遅れたと思います。

 現地で韓国語に囲まれて生活をする中で、日本で勉強するのに比べて遥かに上達のスピードが違うなと感じました。平日は毎日午前中語学堂の授業を受け、午後には学部の授業を受講していました。語学堂の授業では、外国人ばかりで韓国人の友達を作るのは不可能でしたが、学部の授業では韓国人の友達を作ることができました。韓国語を実際に耳で聞いて、目で見る、そんな生活をしていると、日常生活の中で、昨日まで知らなかった韓国語を理解できたり、自分の言いたいことを韓国語で伝えられたりと自分で成長を感じられることが多く、韓国語の勉強がとても楽しくなりました。

 私が留学したのはグローバルキャンパスで、ソウルからバスで2時間かかる場所だったのですが、ソウルキャンパスに比べて、学校の敷地がものすごく広大で、自然いっぱいな場所でした。寮も大きく、施設も充実していて、過ごしやすかったです。しかし外国人留学生が少ないため、夏の語学堂はグローバルキャンパスでは開講されませんでした。私は夏の語学堂を申請していたので、夏の語学堂が開講されるソウルキャンパスに移動しなければなりませんでした。また学部の授業と語学堂の授業の期間がずれているため、二週間ほど午前中はソウルキャンパスで授業、午後はグローバルキャンパスで授業、というスケジュールになってしまいました。学部の授業が残っている間は、グローバルキャンパスの寮に住むため、朝5時半に起きて、6時に出発、13時に語学堂の授業が終わり、急いでグローバルキャンパスに移動、15時からの授業でしたが、急いでも間に合わないため、先生に連絡を事前に入れておいて、15時半から授業を受けるという怒涛の二週間でした。その期間が学部の授業のテスト期間でもあり、肉体的にも精神的にも大変でした。

 休日は、ソウルに遊びに行くことが多かったように感じます。グローバルキャンパスの徒歩圏内には、コンビニかカフェ、飲食店しかないため、毎週末にはバスに乗ってショッピングしたり、遊びに行ったりしました。

 半年間という短い期間でしたが、日本ではできない、様々な経験を通して、自分自身が大きく成長できたのではないかと思います。留学中たくさんの困難がありましたが、それを超えるほど得たものがあります。この経験を今後の人生に活かしていきたいと思います。

 

Shimizu 1 Shimizu 2

体験談2

韓国外国語大学校に交換留学(2023年2月~2024年2月 派遣)​
派遣時:比較文化学科2年

 私は大学入学前から留学を視野に入れており、大学入学後に本格的に留学を目指して韓国語の独学を始めました。私が韓国に興味を持ち始めたのはコロナ禍だったため、旅行も一度も行けていない状況でした。しかし、YouTubeなどで見る韓国の風景や街並みに憧れを持ち、韓国に一度住んでみたいという気持ちが芽生え、交換留学を決意しました。

 留学前の準備は、留学が決まる前も決まった後も大変でした。留学の申請をするために志望理由書などの提出、試験、面接があります。試験に関してはどのような形式で出題されるのかが全く分からなかったため、TOPIKの問題を解いたり、単語を中心に勉強したりしました。留学が決まった後は、寮の申請や語学堂の申請、ビザの申請をしなければならないため、忙しかったです。寮の申請は健康診断の結果の提出が必要なのですが、授業を休んで健康診断を受けに行きました。そして、私は寮に申請すれば必ず入寮できると思っていたのですが、出国の約二週間前に寮に空きがないため入寮できないというメールが届きました。結果的には再度申請をして違う寮に入ることができたのですが、このようなことが起きないように前もってアパートを探しておくことをお勧めします。

 渡航後は授業が始まるまでに少し日にちがあり、その時に生活用品を買い揃えたり、語学堂のレベル分けテストを受けたりしました。私は語学堂の3級から授業を聞き始めたのですが、平日午前9時から午後1時まで授業でした。3級は文法を中心に勉強しました。最初の頃は授業後に遊びに行くことも多かったです。休日もほぼ毎週行ったことのない場所に行っていました。私は6級まで語学堂にいたのですが、4級では3級よりも少し難しい文法を習い、5級では討論の方法も学びました。そして6級でも討論をやりながら、後半はずっと卒業作品の制作に時間をかけていました。卒業作品は語学堂での勉強の集大成というイメージなのですが、自分でテーマを決め、インタビューも行い、途中で何度か卒業作品に関しての発表を行わなければならなかったため、忙しくあっという間に卒業という感じでした。 

 生活面では、物価が高いことと円安の影響で思った以上にお金がかかったという印象でした。自炊はほぼできず、食事は学食か外食でした。学食は毎日メニューが変わり、他の学校に比べても外大は安くて美味しいと有名だと聞きました。学食は高くても400円ほどで食べられるため、ほぼ毎日授業後に食べに行っていました。

 韓国での学校生活で一番違いを感じたのは学祭でした。9月末に学祭があったのですが、有名歌手やアイドルが学校に来ました。他の大学を見ても韓国の大学は規模が大きく、有名人も沢山来るようでした。

 1年の留学生活はハプニングも多々あり、長いようで短かったです。しかし、TOPIK6級を取得することができ、語学力は確実に身についたと実感することができました。そして語学力だけではなく、日本と韓国の文化の違いを肌で感じることができた貴重な1年間になりました。これからも韓国語を学び続け、将来は韓国に携わる仕事をしたいと考えています。

Takahashi 1 Takahashi 2

体験談3

韓国外国語大学校に交換留学(2023年2月~2023年12月 派遣)​
派遣時:比較文化学科2年


 私はK‐POPの影響で中学生の頃から韓国語を独学で学び始め、大学の第二外国語の授業で本格的に韓国語を勉強し始めた。勉強していくうちに読み書きは難なくできるようになったが、韓国語で話す機会があまりなかったため会話が思うように上達しなかった。そのため韓国語で話すことが当たり前の環境で生活すれば、語学力だけでなく会話力も向上するだろうと思い、今回の留学に応募した。

 留学前の準備は書類作成や保険の加入、健康診断の受診などをすべて自分たちで準備しなければならなかったため想像以上に大変だった。丁寧かつ迅速に提出するために、わからないことがあれば一緒に留学に行く友達や留学を経験した先輩に相談して解決した。留学後も外国人登録書の作成や国民健康保険の加入が必要なので留学に行っても怠らずに対処することが大切だ。

 私は韓国外国語大学グローバルキャンパスに留学した。グローバルキャンパスはソウルキャンパスに比べて広く、自然豊かで、いろんな国から留学生が来ていた。また日本人留学生がそれほどいなかったため、日本語に依存せず韓国語で話す機会が多かった。会話力を伸ばしたいのであればグローバルキャンパスに留学することをおすすめする。しかしグローバルキャンパスの語学堂は夏・冬に開講していない点や、受講人数に達していなければ開講されない級(私が通ったときは春が4~6級、秋は1~2級、5~6級が開講されなかった)もあるため、注意が必要である。その場合は学部の授業を受けるほか、ソウルキャンパスの語学堂に通うという選択肢もある。語学堂に通っていると外国人と接する機会が多いため、韓国人の友達を作ることが難しい。そのため私は学部の授業やISO(留学生向けのサークル団体)で韓国人の友達を見つけ、韓国語で会話していた。ネイティブの韓国人との会話は初めのうちは会話のスピードについていけず苦戦したが、段々と慣れていき今では普通に韓国語で会話ができるようになった。

 留学生活で大変だと思ったことは二つある。一つは寮の部屋を2人でシェアする必要があったため、部屋で一人で過ごせる時間がほとんどなかったことだ。そのような場合は散歩に出掛けることで一人の時間を確保していた。もう一つは寮では自炊ができず、ご飯を食べに行ったり、コンビニやスーパーなどで食べ物を調達しなければならなかったため、食費がかなり高くなったり、栄養バランスの良い食生活を送ることが困難だったことだ。

 留学期間中には時間がたくさんあったため、友達たちと共に旅行に行くことが多かった。済州島、釜山、慶州、大邱、安東、全州、台湾など、どこも日本とは一味違った景色や文化が広がっており、新たな価値観を知ることができる良い経験になった。現地の人々と他言語でコミュニケーションをとることの難しさや言語の壁にぶつかり、韓国語の他にも英語や中国語を学んでみようというモチベーションにも繋がった。

 最後に、留学するか迷っている人に対して、私からは行ってみるべきであると助言したい。新しい場所での生活や他言語でのコミュニケーション、就活の準備の遅れなど、留学には不安要素がたくさんあると思っているかもしれないが、そんな不安を吹き飛ばすほど留学生活は未知のわくわくの連続である。絶好の機会が目の前にあるのに挑戦しないのはもったいない。経験は人生の財産になる。後悔しないためにも、興味があるのであれば是非留学に挑戦してほしい。

Yamasaki 1 Yamasaki 2