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陝西師範大学 協定短期語学研修 体験談

更新日:2024年6月10日 ページ番号:0000028

西安

 体験談1.派遣時:比較文化学科1年(2019年度夏期研修 参加)
 体験談​2.派遣時:国文学科1年(2019年度夏期研修 参加)

 ★最新の体験談(2024年度研修)については後日掲載予定です。

 

 

体験談1.

○派遣時:比較文化学科1年(2019年度夏期(2019年8月)研修 参加

 今回の語学研修に参加しようと思ったきっかけは、家族で訪れた台湾旅行である。その際に日本では使われていない漢字や、日本語と中国語で同じ漢字を使用するけれど意味が異なる語があることを知り、中国語に興味を持った。もっと中国語を話したい。中国について知りたいという思いが強まり今回の語学研修の参加を決意した。

 授業は中国語中心で行われるため最初は先生方の説明がほとんど分からず苦戦したが、後半になると理解できる語彙数も増え、説明が徐々に分かるようになりとても嬉しかったことを覚えている。宿題として最初は短い文章を考えて提出、習った単語を使って先生にビデオメッセージを送るなどだったが、後半になるも難易度が高くなり長文を考えたり、中でも中国での生活で感じたことを中国語で発表するのはとても難しかったが、先生方に私の話す中国語を理解していただき達成感があった。そして私は発音が苦手で参加する前から不安に思っていたが、先生方が繰り返し発音してくださり、発音に対する苦手意識かま少し軽くなった。授業は文法事項と発音が中心だったかま、中秋節や中国人の好む数字ら壁掛けの時計はプレゼントしてはいけないにどの中国の文化についても学んだ。

 週末は西安市内の様々な歴史的名所を訪れた。西安はかつて長安と呼ばれる古都で、至る所に歴史的、文化的名所が点在していた。イスラム教の文化を感じる回民街、三蔵法師ゆかりの大雁塔。特にの最上階から見える西安市内は近代的かつ歴史的で忘れることのできない景色となった。また高速鉄道を利用して中国三大石窟のひとつ龍門石窟や白馬寺を訪れたり、迫力ある少林寺拳法も観賞した。その中でも私は兵馬俑に1番衝撃を受けた。一体一体の表情や姿勢が異なり、細部に至るまでのこだわりと秦時代の技術の高さを感じた。

 日常生活にも日本と異なる部分がたくさんあった。ほとんどのお店でキャッシュレスシステムが導入されており、現地の人々が現金を使うところは滅多に見かけなかった。また、ジュースや飲むヨーグルトなどが常温で提供されることや、道路では歩行者よりも車の方が優先されるなど実際に体験しなければ分からないことがたくさんあった。

 今回、授業を教えてくださった先生方、私たちの中国での生活を手助けしてくださった日本語学科のチューターの皆さんには本当に感謝している。チューターの方や留学に参加したメンバーとの思い出は本当に大きな財産となった。そしてこの1ヶ月で私は「異文化交流」の本当の意味を知ったと思う。学科の講義の中で世界の様々な文化や風習を資料や文献から学んだつもりだったが、実際に体験することでしか得られないきづきがたくさんあった。そして他言語を学ぶことと他文化を学ぶことは切っても切り離せないことだと感じた。これからも語学と文化の勉強に勤しみ、国際社会で通用する人間になりたい。がまだ中国語の能力に自信がなく、参加することを断念しました。それから今年1年は中国語の基礎力をつけて来年こそこのプログラムに参加しようと思っていました。そのため、このプログラムに参加することを本当に楽しみしていました。

 

体験談2.

○派遣時:国文学科1年(2019年度夏期(2019年8月)研修 参加

 この研修には、文化体験と史跡観光が組み込まれている。文化体験は午後に行われる。中国の歌、お茶、太極拳、切り絵、舞踏などを専門の人が来て教えてくれる。史跡観光では、ガイドの人が分かりやすく説明をしてくれるので、歴史が得意でないという人も心配することはないと感じた。移動手段の伝達や、食事の案内もとてもスムーズだったと記憶している。中国四千年の歴史と言われるように、西安には多くの歴史的な観光地がある。教科書の写真でしか見たことのない、兵馬俑などは鳥肌が立つほどだった。

 中国語の学習をしながら、中国の文化・歴史に触れることが出来る。非常に満足度の高いプログラムであったと思う。