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セント・ノーバート大学 協定校留学 体験談

更新日:2021年2月4日 ページ番号:0000032

セント・ノーバート大学 協定校留学アメリカ/セント・ノーバート大学(ST.Norbert College)協定校留学 留学生の体験談を紹介します。

 

1.英文学科 加藤 早織さん
​2.比較文化学科 戸田 千尋さん
​3.英文学科 松永 友香さん

 

1.セント・ノーバート大学に留学して

英文学科 加藤 早織さん

アメリカのウィスコンシン州にあるSt. Norbert大学で、5カ月間Eslに所属して英語を勉強してきました。Eslには、中国、台湾、韓国、ベトナム、サウジアラビア、チェコ、スイス、コロンビア、ペルーなど世界各国から学生が集い、まるで、一つの小さな地球のなかにいるようです。アメリカだけでなく、世界各国の事情を一度に知ることができ、世界の広さを実感させられます。国、宗教、文化、年齢もそれぞれ違うため、授業でのディスカッションの際には、人の数だけ違う意見が生まれ、一つのテーマに対し白熱した議論が繰り広げられました。
多くの意見を聞き、様々な考え方に触れることができたことは非常に興味深く、楽しい時間のひとつでした。また、Eslの授業では、インプットだけでなくアウトプットの姿勢も求められます。人の話、意見を聞くだけでなく、積極的に自分自身の考えを発信し、互いに理解を深めることの大切さを学びました。
課題が多く大変でしたが、同じEslの仲間や、アメリカ人の力を借りながら、有意義な時間を過ごすことができ、お互いを刺激し、高め合える友人が世界中にできたことは、この留学でのとても大きな収穫だと感じています。

またEslのプログラムの通常の授業に加えた、さまざまなアクティビティでは、ウィスコンシンにあるさまざまな観光地や、一番大きな都市であるミルウォーキーへの旅、シカゴにある遊園地など、さまざまな場所を訪れることができ、語学だけでなく、アメリカ文化も多く体験でき、さらに、より多くのEslの学生や、その他の学生と交流を深めることのできる素晴らしい機会であったと思います。

Eslの勉強だけでなく、大学のキャンパス内にある保育所でのボランティアは、将来教員を目指す私にとって素晴らしい経験でした。週に数回、大学の保育所で、2歳から5歳くらいまでの子供たちと、子供たちの親が迎えにくるまで一緒に遊ぶというボランティアを経験させてもらいました。ただ、子供たちと一緒に遊ぶだけではなく、子供たちが何か危険なことをしないか、喧嘩などのトラブルを起こさないか注意を払ったり、トラブルが起きた際にはどのように対処するのかなど、実際の教育現場を見ることができたことは、とてもよい勉強になったと思います。相手はネイティブであり、なおかつ大人ではなく、小さな子供であったため、なかなか自分の英語が相手に理解してもらえないこともあり、悔しい思いもしましたが、どんな形であれ、伝えよう、関わろうという姿勢を保とうとすれば、子供たちと深く良い関係を築くことができるということを学びました。

またEsl終了後は約1カ月弱、ホストファミリーと共に生活をし、アメリカの生活を十分に体験することができました。自分の国に関することもよく紹介しましたが、彼らには、アメリカの文化や社会、政治についても細かく教えてもらい、そのことに関して議論することが好きでした。彼らと共に生活することで、自分が、「外国から来たお客さん」ではなく「家族の一員」であることをより実感しました。それは、アメリカ人だけでなく、アメリカという国自体と向き合うきっかけを与えてくれるものだったと思います。

この半年間で、多くの人に出会えたことは、私にとって一番の思い出です。この留学は、語学をより深く勉強するというプログラムであると思いますが、語学だけでなく、それ以上により大きく、たくさんのものを得られると思います。自分の想像していた以上に多くのことに挑戦し、視野を広げることができ、様々なことを学びました。世界中に友人ができたことで、今は、もっと世界のあらゆることについて勉強したいという気持ちでいっぱいです。この留学を通じて得られたものを今後に生かし、将来またアメリカで勉強できたらと思っています。

SNC 加藤さん

 

2.St.Norbertの研修を終えて

比較文化学科 戸田 千尋さん

初めてアメリカに着いた日のことは今でも忘れない。スーツケースは届かない、部屋のお風呂の排水管は詰まっている、ネイティブの人の英語が聞き取れないなど、結構散々だった気がする。特に、相手と意思疎通が出来ないことは、1番の不安要素で、「私は本当に5ヶ月間やっていけるのだろうか」という思いになった。けど、改めて5カ月間を振り返ると、本当に楽しいことばかりだった。苦労したり、辛かったこともたくさんあったけど、どれもこれも、自分にとって、とても良い経験になり、一生忘れることの出来ない思い出と友達をつくることができた。

アメリカでの生活は、授業も生活スタイルも文化も全部、日本とは全く違っていて、とても刺激的だった。最初は戸惑うことも多かったけど、だんだん慣れていき、「世界にはいろいろな文化があるんだなー」と、改めて強く実感した。勉強面においても、大きな収穫を得ることが出来た。毎日、大量に出される課題には、とにかく苦しんだ。お昼を食べたら、すぐに図書館に行き、夜遅くまでパソコンに向かう日ばかりだった。特に、WritingのクラスのResearch paperと、Readingの時間に毎回行われるDiscussionには本当に泣かされた。けど、Research paperの書き方や、Discussion をする際に大切な「自分で考える」という力は、日本の授業でもすごく役に立っている。あの時に、諦めずに頑張ってよかった!!って心の底から思う。また、他国の友達と、よく「宿題終わった?」「まだ終わってない。」「お互い頑張ろう!」とよく言い合ったのも、今ではいい思い出の1つである。

ボランティアと近所の老人ホームでの交流も、すごく心に残っている。私は、アメリカに行ったらやってみたいことの1つとしてボランティアと地域の人との交流があった。チューターに紹介してもらい、学校近くの教会が運営するリサイクルショップでボランティアをすることが出来た。ボランティア先が決まって嬉しい半面、ボランティアの人たちとコミュニケーションがとれるのだろうかという不安もあった。その不安もあって、最初の2カ月は、ただ言われたことをやっていただけだった。今、考えると、すごくもったいないことをしていたんだなって、当時の自分を怒りたくなる。2カ月も過ぎると、だいぶん英語に慣れてきて、自分から「May I help you?」と聞けるようになってきた。
自分から、出来ることを探すことによって、会話をする機会も増え英語も上達した。また、ボランティア先の人たちからも「Thank you for helping」と笑顔で言われるのも、とても嬉しかった。
アメリカでのボランティアを通して、日本でも積極的に、自分の出来ることや、やりたいことを実践していきたいと思う。地域交流のほうも、2回だけだったが、近くの老人ホームに行き、1人の老婦人とお話しすることが出来た。ほんの2回だったけど、とても多くのことを聞き、学ぶことが出来た。私が、日本に帰国する前に会ったときに、とてもかわいいレターセットをプレゼントしてくれた。今度、そのレターセットを使って、手紙を出すつもりだ。

改めて、文章にしてみると、本当にたくさんの出来事が5カ月間の中にあった。それは、私の人生の中でもとても大切な時間だ。St.Norbertで出来た、経験を活かし、繋がりをこれからも大切にしていきたいと思う。
最後に、私を留学に行かせてくれた家族、留学のサポートをしてくれた滝口先生、困ったときに支え、応援してくれた友達、留学先で出会ったみんな、本当にありがとうございました!

SNC 戸田さん SNC 戸田さん 2 SNC 戸田さん 3

 

3.Now is my chance to experience everything!!

英文学科 松永 友香さん

「とうとうこの日がやってきた。」渡米前、これから始まる留学生活に胸を膨らませる一方で、勉強面や日本との文化の違う点などにおいて緊張することもあった。しかし、私のアメリカでの生活はそれらの不安をくつがえすほど素晴らしいものとなっていった。

まず、セント・ノーバート大学に到着してすぐ私たちは寮に案内され、私は中国人のルームメイトを持った。初めて会った時、彼女の英語が全く聞き取れず、返答もできなかったことをよく覚えている。しかし、彼女に宿題を手伝ってもらったり、お互いの国の文化を話し合ったりすることで良い会話の練習となり、徐々に仲も深まっていった。春学期と同じく、夏学期も中国人のルームメイトを持ったが、今度はレギュラーの学生ではなく私と同じEslの学生であったため、生活リズムも合い、そちらの方がお互いよく話したと思う。また、ルームメイトだけでなく、助け合える、信頼できる他国の友達を持つことも大切だと心から思った。私はこの五ヶ月間でたくさんの素敵な人々に巡り合い、親友と呼べる友達を持つこともできた。

彼女たちとは、一緒に出かけたり宿題もしたり、時にはお互いアドバイスをし合ったりと最高の刺激となった。

私がかなり気にしていたEslの授業は、朝8時から始まり、昼12時に終わる。一つの授業時間は大学の講義時間に比べてかなり短いが、内容が濃く、課される宿題の量も非常に多かった。私は初日の授業からついて行けず、授業後、先生や友達に授業でやったことや宿題の範囲について何度も確認をとっていた。しかしそれも良き思い出で、次第に先生の英語が聞き取れるようになり、授業にも前向きに参加できるようになった。理解に苦しんだ箇所は、チューターに聞いたり友達と議論したりして解決していた。また、授業の一環としてEslアクティビティというものがあり、Milwaukee(ビール工場・博物館)やDoor County(ミシガン湖・ビーチ)など、ウィスコンシン州でも有名な場所へとフィールド・トリップとしてEslの学生全員で行った。そこで他国の友達の輪が更に広まり、きっと皆にとってとても貴重な体験となっただろう。

大学内での人との繋がりだけでなく、私はアメリカで家族を持つことができた。父親、母親、幼い息子の三人家族で、毎週のように会ってくれ、牧場や遊園地など様々な所へと連れて行ってくれた。私が学校の宿題で大きなものを出されるとそれを協力して手伝ってくれたり、急なお願いも快く引き受けてくれたりして、本当の家族のようだった。フレンドシップファミリー以外でも、Eslで実施されている「チューター」というものに私は毎日積極的に通っていた。中でもBillというチューターとは、本当に最初のうちから良くしてもらい、一緒にカフェへ行ったり家に招待してもらったりした。彼は今では、私の「グランパ」と言えるほどの大切な存在である。

もう一つ、私にとって大きな収穫となった体験がある。それはアメリカの「保育園」でボランティアをしたことである。私は子供が大好きで、将来の夢も教育に関わる仕事に就きたいと考えているため、この経験はこれから自分の未来に反映していくだろうと信じている。学校が終わり、時間があれば地道にそこへ通い、子供たちと楽しく触れ合った。ある時は教師と子供のやり取りを間近で学びながらそれらを肌で感じる、という言葉では表せないほどの喜びがそこにあった。このボランティア活動も、私一人ではたどり着けなかった経験なので、その過程で支えてくれた人や保育園で働いている職員、子供たちにも感謝の意でいっぱいである。

この5ヶ月間は本当にあっという間で、極端なことを言えば、これまでの人生の中で一番短く感じた期間であると思う。だからその分、人生の中で一番大きなイベントとなっていると確信している。英語力の向上(+英語がもっと好きになった)だけでなく人々との「出会い」は私の生き方にかなりの影響を与えていった。渡米できたこと、セント・ノーバート大学で勉学に励めたこと、多くの人々と出会えた機会など、すべてに心から感謝したい。そして、いつかまたそこへ訪れたいと強く思っている。何枚書き綴っても終わらない私の思い出は、永遠に人生の「道」に光を照らし続けるだろう。

SNC 松永さん SNC 松永さん 3