公立大学法人 都留文科大学

Think Globally, Act Locally

国際交流センター

セント・ノーバート大学 協定校留学 体験談

更新日:2024年6月7日 ページ番号:0000032

snc

 体験談1.派遣時:英文学科2年 (2023年度)
 ​体験談2.派遣時:英文学科3年  (2023年度)
 体験談3.派遣時:英文学科3年  (2023年度)

 

 

 

 

体験談1.(2023年3月~7月派遣)

○派遣時:英文学科2年

 私が留学を決めた理由は主に2つあります。1つ目は、英語力を向上させるためにより厳しい環境に身を置きたかったこと。2つ目は、自分の知らない世界を肌で感じたかったからです。英語圏への留学に興味を持ち始めたのは高校生の時でしたが、なかなかタイミングが合わず今まで行けませんでした。SNCへの留学プログラムの存在を初めて知ったとき、大学在学中に行ける留学のラストチャンスになるかもしれないと感じ、思い切って応募しました。結果的に、この5ヶ月間は「有意義」という言葉では足りないくらい充実したものとなりました。

 留学へ行く前の私は、何事にも失敗をすることをとても恐れていました。もちろん、英語を話すことにおいても「文法や単語を間違えていたらどうしよう」と考え消極的になってしまい、何度も英語上達のチャンスを逃してしまっていたと思います。ESLの先生方は、失敗してもいいから挑戦し続けなさいというスタンスのもと、私の話を最後まで聞こうと、理解しようと、常に親身に接してくださいIsojima 1ました。さらに、少人数クラスだからこそのアットホームな雰囲気、積極的に授業に参加するクラスメイトの姿が私に良い影響を与えてくれ、授業を重ねるごとに自分の考えを英語で表現することが楽しいと感じるようになりました。もう少し前から頑張ればよかったと思う時もありますが、自分の殻を破って成長できたという経験ができたので、それだけでも意義深いと考えています。

 授業は午前のみでしたが、とてもやりがいのある課題が多く出されるクラスもありました。そのため、昼食後は図書館や寮にあるスタディースペースに行って夕方まで勉強をしていました。特に記憶に残っている課題はライティングの授業のリサーチペーパーです。テーマを自分で決めた後のリサーチでは、英語で書かれた論文や本を理解するところから始まりました。慣れない単語や膨大な量の文章に苦戦し、夜中まで勉強していた日もありました。チューターや先生、友達からのサポートもあってなんとか完成させることができました。その時の達成感と解放感は今でも忘れられません!

 将来は航空業界への就職を目指しており、英語の勉強やインターンシップなどの就職活動を急ぎ足で進めています。留学で培ったチャレンジ精神や忍耐力を活かせたらいいなと思います。また、私は幸運なことに、大きな事故や怪我もなく日本に帰国することができました。私が充実した留学生活を送れたのは家族や友人、国際交流センターの方々のみならずアメリカで出会った多くの人々のお陰です。ありがとうございました。

 

体験談2.(2023年3月~7月派遣)

○派遣時:英文学科2年 Tanii 1

 この協定校留学で、お金では買うことのできない貴重な経験をたくさん得ることができました。私がこの留学を通して一番心に残っていることは、支えてくれた方々への感謝の気持ちです。私にとってこれが初めての海外ということで、生活やコミュニケーションなど、不安も大きかったですが、そのようなことを忘れるくらい本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

 SNCでの授業は、日本の授業とは違い私達生徒が話す機会がたくさんありました。はじめはその授業形態をプレッシャーに感じていましたが、先生方は私達が伝えようとしていることを一生懸命理解しようとしてくださり、発言に対する恥ずかしさやためらいは、少しずつなくなっていきました。暖かい雰囲気の中での授業は本当に楽しかったです。また、授業と授業の間にも先生方と話すことができ、授業外でも楽しみながら英語を話す練習をすることができました。途中、勉強方法について相談をしたときも真摯に向き合ってくださり、具体的なアドバイスや励ましの言葉をたくさんかけてくださいました。授業以外でも私達のことを考えてくださっているのがわかり、本当に嬉しかったです。

 クラスの中にはベトナム、メキシコ、スロバキア、イタリア、サウジアラビア出身の生徒も出席していて、一度に様々な国の異文化交流をすることができました。とても貴重な経験だったと思います。特に、日常で使う言葉を決め、それぞれの国の言葉ではどんな風に言うか共有したときは、翻訳機能ではなく直接学ぶことができとても興味深かったです。みんなで発音に挑戦してみたり、直訳を教えてもらったりと、とても楽しく貴重な機会でした。メキシコ出身の神父さんは、私達をピクニックや教会のイベントにも誘ってくださり、メキシコ料理を食べたり、ゲームをしたり、教会の説明を聞いたりと日本ではなかなか体験できないことをたくさんすることができました。

 また、フレンドシップファミリーにも感謝しています。この4カ月という短い間に、いろいろな場所に連れて行ってくださり、特にシカゴが印象に残っています。私達のために計画を立ててくださり、シカゴの中も案内してくださいました。本当に優しい方々で、いつも笑顔で私達を迎えてくださり、帰国日には、早朝4時にも関わらず、快く送り届けるだけでなく、手続きなども手伝ってくださり、最後まで本当にお世話になりました。

 さらに、私のルームメイトには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。春学期だけの短い期間しか同じ部屋にはいられませんでしたが、その後も私をいつも気にかけてくれて、彼女と彼女の家族との思い出が数え切れない程たくさんあります。本当に親切で優しくて、尊敬するところがたくさんあり、私は一生の友達を持つことができました。彼女の家族と過ごす中で日本とアメリカの文化の違いもたくさん共有し、とても良い時間と学びを得ることができました。

 今回の留学は、私の人生の中で最も充実した4ヶ月間だったと思います。SNCのお別れ会でのスピーチもさせていただき、とても貴重な経験をすることができました。先生方をはじめ、クラスのみんな、フレンドシップファミリー、友達には、感謝してもしきれません。彼らから人として多くのことを学びました。留学が終わってしまった今、今度は自分の力で渡米できるよう、さらに英語の勉強に励みたいと思います。

 

 

体験談3.(2023年3月~7月派遣)

○派遣時:比較文化学科2年 

 私がこの協定校留学に参加した理由は、高校時代から大学在学中に絶対留学をすると決めていたからです。また、いくつもある留学プログラムからこれを選んだのは、学部留学ではなく英語を学ぶ語学留学に参加したいと考えたからです。語学力の面での留学準備としては、英文のニュースを読み、分からない単語を勉強するなど普段と同じような英語の勉強をして基礎知識を増やすことを意識しました。また、実際の渡航の面での留学準備としては、準備中に分からないことが出てきた際には、国際交流センターの先生方に聞いたり、SNCのJanaにメールで聞いたりし、準備を進めました。渡米後の生活はとても楽しかったです。私自身、子供のころから海外ドラマの世界に憧れていたこともあり、英語があふれている環境で生活することができるだけで幸せでした。

 クラスについて、この留学では同じように英語を学ぶ様々な国から来たクラスメイトと英語で英語を学びました。今回の私たちのクラスには、ベトナムから来た2人のシスター、メキシコから来た神父、サウジアラビアからの学生、イタリアから来た神父、スロバキアから来たシスターがいました。さらに同じ日本から社会人として働きながらクラスに参加しているクラスメイトもいました。国も性別も年代も違うクラスメイトと唯一の共通言語である英語でコミュニケーションをとるのは難しい部分もありましたが異文化を知ることができたり、自文化を説明することで自文化への理解を深めることもできました。

 生活について、前半の2カ月は、都留文の学生とアメリカ人学生2人の4人で一軒家のような寮で生活しました。私たちのハウスメイトのアメリカ人学生はとても忙しい学生だったのでほとんど話す機会がなく、他の学生よりかはネイティブの英語に触れる機会が少なかったなと感じます。食事はキャンパス内のカフェテリアや他の店、キャンパス外の店などでとっていました。キャンパス内の食事はどれもおいしかったです。また、前半のセメスターは課題の量が少なく時間があったので積極的にキャンパス外に出て英語を使う機会作っていました。後半の2カ月は、それぞれ一人部屋の寮に引っ越ししました。後半の食事はキャンパス内のカフェテリアや他の店での料金が追加でかかるため、節約しながら回数も考えながら生活しました。また、後半は課題の量が前半に比べると多く、とても忙しかったため、なかなか平日にキャンパス外に出ることが少なかったですが、留学を通して仲良くなった日本人学生同士で交流するなど楽しみました。

 また、この留学プログラムにはフレンドシップファミリーというものが含まれており、基本的に日本人学生2人に対して1つのアメリカ人家族がついてくれるものでした。この制度で出会った、ベスとジョンのおかげでたくさんのアメリカ文化を経験することができました。彼らとは独立記念日を一緒に過ごしたり、フェスに行ったりし、さらに彼らがキリスト教を信仰しているということもあり、地元の教会に行き、そこの人々と交流したりしました。最初の頃は少し緊張していましたが、何回か会うたびに彼らのやさしさが伝わってきて安心してアメリカ文化を経験することができました。彼らにはとても感謝しているし、帰国後も連絡を取り合っています。

 前半と後半のセメスターの間には3週間程度の夏休みがあり、その期間に5泊6日でミルウォーキー、ニューヨークに旅行に行きました。ミルウォーキーではハーレーダビッドソンミュージアムやミルウォーキー博物館、ニューヨークでは自由の女神やタイムズスクエアなど観光地をフルコースで巡り、とてもいい思い出になりました。

 最後に、この留学で最も心に残ったこととして、敬語がなく私たちの中の唯一の共通言語である英語を用いることで、国や年代を超えて友達になれるという経験が挙げられます。また、SNCの環境(人、食べ物、住環境)のすべてが逆に平和ボケするくらい平和でその環境で英語を学びとアメリカ文化を経験することができたことをとてもうれしく思うと同時に、とても感謝しています。ここに書ききれないほどの多くの経験をし、色々な考え方や能力を身につけることができ、とても成長できたと自分でも感じています。

Watanabe 1