公立大学法人 都留文科大学

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ロイヤル・メルボルン工科大学大学 短期海外語学研修 体験談

更新日:2024年6月7日 ページ番号:0011197

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 体験談1.派遣時:英文学科3年(2023年度春期研修 参加)
 体験談2.派遣時:学校教育学科3年(2023年度春期研修 参加)
 体験談3.派遣時:国文学科1年(2023年度夏期研修 参加)
 体験談4.  派遣時:地域社会学科2年(2023年度夏期研修 参加)

 

 

体験談1.

○派遣時:英文学科3年(2023年度春期(2024年2月)研修 参加

 英語力を向上させたい、様々な文化や伝統を学びたい、日本や自分を客観的に見つめ直したい、という3つの思いから今回オーストラリアに留学することを決めました。実際、授業、生活、ホームステイ先など多くの場面でその目的を達成することができました。

○授業
 僕のクラスは日本人が1人だけで、思い描いていた楽しい語学学校生活とはかけ離れていました。しかし、中東や東南アジア、南米出身の30歳前後の方たち、そしてネイティブの先生と交流する機会を多くとることができ、英語力向上や多文化理解のための貴重な体験になりました。また、帰国後もメッセージを送ってくれるクラスメートもおり、より自分の世界が広がったような気がしました。授Matsugashita 1業内容としては、英語を話せることが前提で、ライティングやリーディングにより力を入れている印象でした。4技能を総合的に高めることができたのはもちろん、日本の学校の先生像や学生像、そして教育の仕方とは180°違う教育現場で、日本の学校教育について考えさせられるきっかけともなりました。

○生活
 放課後や休日は観光や食事を楽しんでいました。メルボルンは多国籍多文化なので、様々な国の料理を楽しんだり、様々な国出身の従業員と会話をかわしたりすることができました。午前中は授業、午後や週末は観光スポットを巡るなど毎日が充実していると同時に自分の成長も感じることもできました。僕にとっては就職活動や教員採用試験もせまる大事な時期でしたが、それ以上に将来を考える機会を得ることができたような気がしています。

○ホームステイ
 留学前に一番心配していたのが滞在先でしたが、日本のことが大好きな暖かい家庭に恵まれ、ほとんどストレスもなく過ごすことができました。ホストファミリーの方たちは、文化や食、伝統はもちろん、細かな英語のニュアンスやオーストラリア英語の特徴などを、ほぼ毎日熱心に教えてくださりました。なかでも「生きやすい社会」について常日頃から日本との違いを語ってくださったのが印象的で、家族とはどういうことか、日本社会全体の生きづらさはどこから来ているのか、など英語以上のことを一緒に考える機会を多く与えていただき有意義な時間となりました。

 研修全体を通して、数え切れないことを学び、経験することができました。世界の人と通じ合うためのコミュニケーションツールとしての英語の面白さも再認識できました。この32日間の出会いと経験を無駄にしないために、留学中毎日積み上げていた留学メモ帳を見返したり、日本国内でも自分から経験を求めにいったりするなど、これからも工夫しながら成長していきたいと思っています。

 

体験談2.

○派遣時:学校教育学科3年(2023年度春期(2024年2月)研修 参加

​ 私がこの研修に参加した目的は大学卒業後の進路を決める前にやり残したことを消化するためです。私にとってこの1か月の短期留学はとても有意義なものとなりました。

 私が留学前に不安に思っていたこと、それは(1)自分の英語が海外で通用するのかどうか、(2)クラスメイトやホストファミリーと仲良くできるのかどうか、(3)留学準備についてです。この3点を中心にお話していこうと思います。

 まず、1つ目の「自分の英語が海外で通用するのかどうか」についてですが、留学前に自身の英語力を高めておくことに損はないと思います。実際の授業は過去形や現在完了形などの文法の授業が主だったためそこまで心配する必要はないと思いますが、ホストファミリーと仲を深めたり、現地で友達を作ったりするためには語学力が少なくとも必要だと感じました。ですが、中学生英語しか話せなくても失敗を恐れずに言葉にしてみるこSuetake 1とが大切だと思います。文法やアクセントを気にするよりもまずはたくさん話すことが重要だとホストマザーも言っていました。相手が何を言っているのか聞き取れなかったときは分かった振りをせず、丁寧に聞き返すと良いと思います。あとは様々な観光地やカフェなどに赴いてたくさんの人と話すというのも手です。

 次にクラスメイトやホストファミリーと仲良くできるのかどうかについてお話します。単刀直入に言うと、自分から積極的に話しかけることが大切だと思います。よく日本人は何を考えているのか分からないと言われることがありますが、私は自分から積極的に今日あった出来事をホストファミリーに話したり、おすすめの観光場所をクラスメイトに聞いたりしていました。オーストラリアでは年齢・性別・出身地など関係なしに様々な人と交流することができるので、自分の世界を広げる良いチャンスだと思います。

 最後に留学準備についてお伝えします。私はホストファミリーに借りなくても生活できるようにシャンプーやティッシュなどの日用品から洗濯ばさみなどありとあらゆるものを持っていきました。バスタオルなどは貸してもらえましたが、不安な人は1日の中で使うものすべてをリストアップすると良いと思います。現地でも買うことができますが、現地のものは大容量なので留学期間内に使い切りそうな量を詰め替えたりして持っていくことをお勧めします。海外でドライヤーやヘアアイロン等の家電を持っていきたい場合、電圧の確認を必ずしてください(オーストラリアは200V)。海外はドライヤーをする文化がなかったりするので持っていくと良いと思います。

 長くなりましだが、もし留学しようか迷っている方がいたらぜひ学生のうちに1週間でも1か月でも海外に行ってみることを私はお勧めします。日本を飛び出して自分の中にない価値観や文化に触れることは私にとって新鮮で楽しかったです。金銭面など各々の事情はあると思いますが、行ってみたいという気持ちがあるのなら挑戦してみて損はないと思います。「やらずの後悔よりも、やってみての後悔」です!

 

体験談3.

○派遣時:比較文化学科1年(2023年度夏期(2023年8月)研修 参加

 今回、語学研修に参加しようと思った理由は二つあります。一つ目は、海外に興味があり、異文化を直接肌で感じたいと思ったからです。オーストラリアは多民族国家で一つの文化に限らずさまざまな文化に触れることができるので、自分の視野を広げることができると思いました。二つ目は、スピーキング・リスニング力を向上させたいと思ったからです。今まではリーディングなどの勉強しか行ってきていなかったため、話すことに抵抗を感じていました。そのため英語を話す環境に身を置くことで少しでも苦手意識を克服できたらと考えていました。またホームステイであることも英語で話す機会が増え、良い経験になると思いました。一年生のうちに行くか迷いもありましたが、行きたいという気持ちが強かったため今回参加を希望しました。Tamura 1

 今回私がこの研修に参加するにあたって目標としていたことは積極性です。日本人と常に一緒にいることもできますが、できるだけ日本人でない他の国の人と会話をしようと試みました。当初は自分の英語力に自信がないことや、相手のスピーキング力が高いことなどから、恥をかきたくないという思いで積極的になれないことも多々ありました。しかし外国の方と会話して話が通じる、仲良くなれるという経験が私の中でとてもうれしく感じ、もっと英語で話したいと考えるようになりました。研修を終えた今、失敗を恐れず、自分から積極的に行動することはとても大切なことだと感じています。

 私のホームステイ先は、74歳の女性の方一人で、最初二人暮らしということにとても不安を感じていました。しかし彼女はとても優しく面白く、すぐに打ち解けることができました。彼女はフィリピンの移民で、フィリピン料理を作ってくれたりして、オーストラリアにいながらも他の文化に触れることができ貴重な経験になったと思います。また彼女はクリスチャンで、毎週日曜日は教会に行ってミサを受けていました。私も何度かついていき、一緒にミサに参加しました。私にとって初めての経験で戸惑うこともありましたが、ホストマザーは神父の方や彼女の友人を紹介してくれ人脈を広げることもできました。

 本研修に参加して、英語力に自信がつき今後の英語学習のモチベーションになりました。また自分自身を見つめ直す良いきっかけになったと感じています。4週間という短い期間でしたが、毎日が刺激的で、素敵な街と素敵な友人に出逢えたことで自分自身を成長させることができました。本当に参加して良かったです。この留学を支えてくださったすべての人に感謝します。

オーストラリアは日本と違い、色々なことが自由で、皆個性を持っていると感じました。また他人との壁が薄くとても気さくでフレンドリーな方が多い印象でした。オーストラリアは多くの移民を受け入れており多文化なことや、治安が非常に良いことから、留学するにはとても良い国だと思います。もし留学を考えている方がいたら、学年関係なく参加してみてください。絶対に新たな発見や貴重な経験ができると思います。

 

体験談4.

○派遣時:地域社会学科2年(2023年度夏期(2023年8月)研修 参加

・参加動機
 今回のオーストラリア研修に参加した理由は二つあります。一つ目は自身の英語力を向上させたいということです。日本では実生活の場面で英語を使うことはほとんどなかったため、日常で自身の英語力がどのくらい通用するのか、英語でのコミュニケーションにおいて何が課題なのかがはっきりとわかりませんでした。そのためこの研修を通して、自分の英語力の現状と課題を見つけ、英語力の向上を目指そうと考えました。また私は将来英語教員になりたいと考えているので、この研修を元に子どもたちに生きた英語や海外の実状を伝えたいと考えたことが二つ目の理由です。教員になった際、学校英語だけでなく、英語圏の文化や実際の英語を伝えることで、子どもたちが英語に興味を持てるようにしたいと考えています。これらの理由から今回の研修に参加しました。

・授業
 授業のスケジュールは週5回、一日2時間の授業×2回の計4時間でした。クラス人数は大体10~15人で、私のクラスは私含めて3人が日本人でした。出発前にライティングのテストを行い、その結果に基づいて6つのレベル別で分類されたクラスにそれぞれ分かれて授業をします。私のクラスでは主に学術的な英語を学ぶことが多く、具体的には月曜日から木曜日までは提示された質問についての周辺知識を学び、その質問に対して金曜日にディスカッションを行うことが主な授業内容でした。トピックを学んでいく中で、論文の書き方やリーディング指導に加え、クラスメイトとの雑談等を通して英語運用能力を高めていきました。ディスカッションではクラス全員が円になり、週の最初に提示された質問に対して向き合った状態で話し合いをしました。自分から意見を言うことが重視されていたので、積極性が求められるとともに、「授業に参加している」ことをより深く感じることができました。

・休日Hirose 1
 休日はメルボルン観光をしたり、クラスの友人とのバスケットボールをしたりして楽しみました。その中でも特に印象的だったのは、ホストファミリーの親戚が集まるパーティでした。パーティにはイギリス、フィリピン、韓国、中国など、多くの出身地を持つ方々が集まっていたので、親戚間でも多様な文化が混在しており、オーストラリアならではの多文化を感じることができました。またこのようなパーティでも何とかして自分の言いたいことを英語で話すことで英語力を高められたとともに、それを真摯に聞いてくださったホストファミリーやその親戚の方々のおかげで、英語を話すことへのためらいがなくなりました。

・研修を終えた感想
 この研修で自身の英語力が向上しただけでなく、今までアウトプットの妨げであった英語を話すことの「ためらい」がなくなったことや多文化を知ることで自分の視野が広がりました。海外へ行くことへの精神的なハードルはこの研修で大幅に低くなったので、これからは活動範囲を広げて多くの経験を通して成長していきたいです。