授業紹介【演習(国際政治学)Ⅰ・Ⅱ】
演習(国際政治学)Ⅰ・Ⅱ
現場を大切にする地域社会学科で学ぶ国際政治学。国際社会の複雑さに戸惑うことなく、自分以外の視点からの分析を試み、自身の考えを表現する言葉を手に入れよう。
現場を大切にする地域社会学科だからこそ学ぶことのできる国際政治学を目指しています。そのため、このゼミでは理論的な見地から国家間関係を分析する力の習得にとどまらず、武力紛争や環境、少数民族、移民・難民、人権の問題といった、より現場に近いトピックへと展開していきます。複雑な国際社会へ立ち向かう私たちの合言葉は「壮大な雑学」です。国際社会の現状や歴史を「知っている」ことだけに満足することなく、現象が「なぜ起こったのか」という因果関係、「この先どうなるだろうか、どのような選択肢があるだろうか」という将来予測、さらに「自分には何ができるのか」という問題を解決する方法を探る力を養います。そして自分の考えを他者に的確に説明し、説得することのできる適切な言葉を手に入れましょう。国際政治学は扱う事象が広く、「言葉の宝庫」です。こうした力は卒業論文の執筆だけではなく、その後の進路でも必ず役立つはずです。
この講義を履修している先輩の声
幅広い知識が必要だからこそ、難しくておもしろい!
私がこの大学を選んだ理由の一つに、「特徴的すぎる立地」があります。人口約3万人の市に大学があり、人口の10分の1にあたる約3400人が学生、そのうえ8割以上の学生が県外出身で全国から集まっている。こんな大学は他にはありません。私は高校生のときから日本中、世界中の人と関わりたいと思っていたので、「これはおもしろそうだ!」と、都留文科大学への進学を決めました。峯田先生から教えていただいた言葉で印象に残っているのは「国際関係論は『壮大な雑学』だ」という言葉。この授業を受け、国際関係論という学問で課題を解決していくには、本当に幅広い知識が無いと取り組めない、そしてそれこそが社会科学の難しさでありおもしろさであることを実感しました。
「演習(国際政治学)Ⅰ・Ⅱ」ってどんな授業?
演習(国際政治学)Ⅰ・Ⅱでは、国際政治学の基礎理論を習得し、そこから発展して各自の興味・関心に沿った研究テーマに対する考察を深めていきます。学問的探究心や論理的思考を身に付け、卒業論文執筆に必要となる参考文献を読み込む力、要約する力、考察する力を身に付けます。また、学内の活動だけでなく、他大学との合同ゼミ(東京・神奈川の6大学)に参加しています。合同ゼミでは、他大学の学生とグループに分かれ、設定したテーマに基づいて調査や分析、共同論文の作成に取り組みます。