演習(環境社会学)Ⅰ~Ⅳ
演習(環境社会学)Ⅰ~Ⅳ
人間と自然環境の
かかわりを考える、環境社会学。
ゼミでの経験を糧に、より相手の
立場に立てる人になって欲しい。
環境社会学は人間が自然界に与える影響について、社会的な面を中心に分析を行います。公害・環境問題は現在進行形のものが多く、解決に結びつけなくてはいけない問題です。このゼミでは、問題が起きている場所に出向いて実際に現地の方の「生の声」を聞き、データには出てこない、表に出てきにくい事実に触れ、問題に迫っていきます。当事者にとって重く辛い問題についてお話を聞くこともあるので、そこにはマナーや礼儀が必須です。ゼミでの経験をもとに、社会に出たときにより相手の立場に立てる人になってもらえればと思っています。大学は「来る者拒まず、去る者追わず」な場所。勇気を出して踏み出す半歩が、充実した大学生活につながります。
この講義を履修している先輩の声
私は教員志望で、かつ大学は国公立を志望していたので、高校の先生の勧めもあり、都留文科大学を選びました。地域社会学科を選んだのは、4コース16分野という幅広い学びの分野に魅力を感じたからです。私は子どもの頃から自然の中で遊ぶことが多く、「環境」という言葉に惹かれるところがあったので、2年生の実践科目では「環境法」を、3年生からは「環境社会学」ゼミを選択しました。神長先生の言葉で印象的だったのは「ゼミは90分の授業時間では完結しない」という言葉です。ゼミではグループ発表の機会も多く、その準備は皆でゼミ外の時間を使って行います。先生からもらったヒントや授業で興味を持ったことを調べるのも授業時間外に行います。そうした活動がゼミの90分の時間をより充実させると実感しています。
「演習(環境社会学)Ⅰ~Ⅳ」ってどんな授業?
「演習(環境社会学)」はⅠ~Ⅳから成っており、3年生から履修できるⅠ、Ⅱでは、環境社会学の理論や手法を学び、現地調査の実施を想定し、調査の計画・立案を行います。4年生で本格化する卒業論文作成のための力を身に付ける授業です。4年生が履修するⅢ、Ⅳでは、卒業論文を執筆する上での研究テーマの確定、調査と論文作成の方法を実践的に学びます。文献、インターネット、マスメディアからの情報収集などを通じて環境社会学の理論や手法を用いながら、各自の卒論完成を目指します。