授業紹介【専門演習Ⅰ(教育方法論)】
専門演習Ⅰ(教育方法論)
教科書に書いてあることを教える
だけならAIでいい。目指すのは、
学ぶことに夢中になれる子ども
たちを育てること。そして、希望を
語る教師でありつづけること。
教師の仕事は教科書の内容を教えることだけでは ありません。大切なのは、子どもたちを教科書の内容を超えた世界に出会わせ、学ぶことに夢中になれる子どもたちを育てることです。そのために、演習で教育方法や技術を学びます。目標は、それらを身につけることではありません。目の前の子どもたちのために活かすことです。そして、教師一人ひとりが独自にその方法や技術の質を高めていくことです。子どもたちを「学び」に夢中にさせるには、どんな方法でどんな教材に出会わせるか。どんな課題に取り組ませるか。それを考えるのが教師の仕事です。学ぶことに夢中になれる教師のもとで、夢中になれる子どもたちが育ち、そんな子どもたちが世界を変えていく…。それがわたしの希望です。
この講義を履修している先輩の声
ゼミが無い日でも先生の研究室に集まり、勉強し合っています
学校を子どもたちが学び合う場所にするだけでなく、教師たちも専門家として学び合うことのできる学校づくりを目指して、日々みんなで話し合いながら学びを深めています。卒論も一人で考えるのではなく、ゼミのみんなで考えを出し合ったり、研究のために小学校を訪問する計画をみんなで立てたりと、ゼミ室全体が学び合いの空間です。ゼミのある日だけでなく、頻繁に先生の研究室に集まり、就活に向けて勉強したり教え合ったりしています。私は吉田松陰と教育の関係について卒論を書きたいと思っているのですが、古屋先生は自分は専門外だからと、私より先にたくさん本を買って研究してくださいました。本当に親身になってくださる私たちにとって家族のような先生です。
「専門演習Ⅰ(教育方法論)」ってどんな授業?
専門演習Ⅰは教育方法論ゼミの3年生を対象とした授業です。小学校の授業で「何を」教えるのか、「どんな方法で」教えるのか、そこに「どんな学びが」生まれるのかに目を向け、質の高い学びを追求します。授業ビデオを観て授業記録を作成して語り合い、子どもたちの作品をさまざまな観点から読み取る経験を積みます。さらに模擬授業づくりに取り組むなど実践的に学びます。模擬授業に備えて4年生を巻き込んだ自主ゼミが行われるなど、4年生の積極的な参加が専門演習Ⅰの授業を充実させています。