公立大学法人 都留文科大学

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学校教育学科

研究室 & ゼミ紹介7(学校教育学科)

更新日:2024年5月1日 ページ番号:0010973

授業風景

子どものこころを理解する!
実験や調査を通じて心理学を学び、
実際に子どもと触れ合って
こころの支援を行います

中川 佳子 先生
中川 佳子 先生

 「こころ」って不思議です。子どもは何を考えているのかわかりません。なぜあんな行動をするのでしょうか?
 発達臨床心理学(特別ニーズ教育系)では、定型発達や障害のある児童生徒のこころを理解するために心理学実験やアンケート調査を行い、子どものこころの発達を研究します。私はこれまで1歳未満の乳児や幼児、児童から100歳以上の高齢者など、さまざまな方々にご協力いただきことばの生涯発達過程を研究しています。また、いろいろな困難を抱える子どもたちを理解するために、特別支援学校や特別支援学級、通常学級や学童保育などで子どもたちのこころについて調査を行い、特別な支援を必要とする子どもたち一人ひとりがイキイキと力を発揮できるようなこころの理解と支援、援助のあり方を考えています。
 ゼミではいろいろな書籍や論文を発表したり、心を測定する実験や調査を行い結果を検討しています。発表時には様々な質問や意見が交わされ、さらなる探究心が湧いてくるそんな和気あいあいとした雰囲気でゼミを行っています。ゼミ生は発表準備や、質問に解答することで心理学の新しい知見を修得し、ご自身の卒業研究へと発展させていきます。
 これまでの卒業研究では、児童の学習意欲向上方法の検討や、発達障害傾向児童の学習支援の効果検証、味覚や視覚、聴覚によるこころへの影響を検討するなどさまざまです。心理学っていろんな領域があって面白い学問です。心理学を学んで「子どものこころが理解できる!子どものこころに寄り添える!」そのように成長したゼミ生が卒業後に全国の小学校で先生として教壇に立っています。さあ、あなたも子どものこころがわかる先生を目指しませんか!